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7/14(土)-15(日)に開催された月例の「Komo's英語音読会@陸前高田」。その最終日の午後、ボランティア講師と協力者一同は「日米高校生サミット in 陸前高田 2012」の運営に参加しました。
主催者であるAidTAKATA(特定非営利活動法人陸前高田市支援連絡協議会)の村上代表から打診があったのは、開催前一ヶ月を切るタイミングでした。
お互いスケジュールが非常にタイトな中、なんとか時間があうタイミングを探して、夜遅く新宿の居酒屋で落ち合って議論しました。
国際交流基金のJETプログラムで来日中の、日本語を学んでいる米国高校生との交流機会。そこになんとか、気仙地域(陸前高田、大船渡、住田)の高校生との接点を作れないか・・・。
村上さんの熱い思いを感じました。とにかく、「やりましょう!」という話に。ミッションが合致したら、「やる」ということを先に決めて、中身はそれから。
企画素案の作成、運営経費の一部負担、当日運営などの面で、はなそう基金として「共催」させて頂くことになりました。そこから超特急で準備を開始。
イベントの運営側布陣は、
■主催:AidTAKATA
■共催:国際協力基金、はなそう基金
■後援:陸前高田市教育委員会、陸前高田市
メールのやり取りや電話会議などを行いつつ、直前には都内某所でブレックファースト・ミーティングをしてイメージを固めていきました。そして当日。
米国からは32名、日本からは27名の参加。合計59名。
これに市や学校の関係者の方々、メディアの取材なども入って、市役所の会議室は満員状態になりました。にぎやか~。
AidTAKATA村上代表が開会挨拶、古森が導入コメント。
その後、双方代表者からのスピーチ。米国代表は日本語で。大船渡と陸前高田代表は英語で。いずれも堂々としたスピーチで、この段階で既に心の中では感涙。。。
司会は佐藤徳之さん。佐藤さんは、はなそう基金の会員。このイベントのために陸前高田入りして、前日から詳細な詰めの準備をしていただきました。
佐藤さん、持ち前の明るさとパワーを生かして、思い切り笑いをとっていました。
そしていよいよ、8班に分かれての分科会討議。
サミット第一回目となる今年のテーマは、「将来のために、一緒に出来ることは何だろう」。討議終了後、各班から3分間プレゼンをしていただくという趣向です。
日本の高校生、ちゃんと話せるかな?と心配していましたが、みんな頑張っていましたよ!その姿を見て、またまた心の中で感涙。。。
討議終了後、各班から3分間プレゼン。プレゼンターは最低2名で、日本の高校生とアメリカの高校生が1名ずつ入るようにしていました。
日本の高校生で、何名か、かなり英語もプレゼンも良くできた人がいました。
頼もしいですね~!
こういう子たちがもっと経験を重ねていけば、この地域の将来は明るい!と確信しました。
こういう子たちがもっと経験を重ねていけば、この地域の将来は明るい!と確信しました。
最後に、村上代表、および陸前高田市の久保田副市長から総評をいただきました。
たった2時間の駆け足イベントでしたが、2時間ではありえないような濃い時間になったと思います。高校生達も、きっと何か将来につながるものを感じ取ってくれたことでしょう。
終了後も、参加者はしばらく会場に残って、facebookの友達申請をしあったり、メールアドレスを交換したりしていました。
これぞ、リアルな絆の始まりです!つながれば、人間と人間の間に、必ず何かが生まれていきます。
来年以降もまた、さらにグレードアップさせながらこのサミットの継続開催を応援していきたいと思います。
僕のひそやかなビジョン・・・。
10年後に、
「陸前高田周辺は、グローバル人材を数多く輩出しているね」
「英語をやりたいから、陸前高田に行きたいな」
などという声が、聞かれるようになったらいいなと思います。
被災した沿岸部だけで復興取り組みを進めても、現実問題としてローカルの内需が不十分なために、たいへん難しいだろうと思います。
やはり、被災地の域外、とりわけ海外との絆を深めてこそ、本格的な復興が実現するのではないでしょうか。
海外との絆を増やし、深めていくために、最低限の土台として「言葉」の壁を越える必要があります。その壁を越えれば、何十億の世界人類とつながる可能性が開かれます。
そのために、Komo's英語音読会で通い続けますし、今回のサミットのようなイベントも継続協力します。他にも、色々と仕掛けを考えていきたいと思っています。
はなそう基金の賛助会員、活動会員、パートナーの皆さま。今後ともご支援・ご協力を心よりお願い申し上げます!