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関係詞(関係代名詞、関係副詞)は、

通常「名詞(先行詞)の後に置いてその名詞に説明を加える」働きをします。

 

私が講座のテキストとしても活用している、次の英文法の参考書

に掲載されている例文を使って説明します。

 

『ハンドブック 英文法の要点整理』

 (発行:学研)

 

関係代名詞は、例えば次のように使います。

 

Nancy is a singer whom we love very much.

 

"a singer"が先行詞で、"whom"以下でその先行詞に説明を加えています。

 

つまり、

"Nancy is a singer."

この部分が「ナンシーは歌手です。」

の意味で、「どういう歌手か」の説明を

"whom"以下に書いています。

 

「”我々がとても好きな(愛している)”歌手」

という意味になります。

 

 

さて、今回の記事の本題はここからです。

 

前述の例文では、関係代名詞"whom"の前に「カンマ(,)」はありませんが、関係代名詞には「カンマ(,)」を付ける用法もあります。

 

関係代名詞の前に「カンマ(,)」を付ける用法

「継続用法」

又は、

「非制限用法」

といいます。

 

それに対して、

関係代名詞前に「カンマ」を付けない用法は

「制限用法」

です。

 

関係代名詞前に「カンマ」を付けるか付けないかで意味が違ってきますので、注意が必要です。

 

 

「制限用法」

   (「カンマ」を付けない用法」

 

関係代名詞の前に「カンマ」を付けない場合は、

関係代名詞以下の部分が、先行詞を限定(特定)する意味になります。

 

例えば先程の例文、

 

Nancy is a singer whom we love very much.

 

この文は、次のような意味があります。

 

「世の中に何人かsingerがいる。

 私たちが愛しているsingerや、そうでないsinger。

 Nancyは、私たちが非常に愛しているsingerである。」

 

つまり、ここでのポイントは、

「世の中に何人か(複数人の)singerがいる。」

 ということです。

 

whom以下で、先行詞であるsingerを限定(特定)しているのです。

 

つまり、

この用法では先行詞が複数あることが前提です。

 

 

「継続用法(「非制限用法)」

   (「カンマ」を付ける用法」

 

He lent me a CD, which was very nice.

「彼は私にCDを貸してくれましたが、それはとても良かった。」

 

この場合は、彼が私にCDを1枚貸してくれたか複数枚かは示していません。

 

単に、

「貸してくれた1枚がとても良かった。」

ということだけを意味しています。

 

 

さて、二つの用法を確認しました。

 

これは一般的に参考書を読んでも分かり難いのではないかと思います。

 

そこで、用法の使用を誤ると問題が生じてしまうを示します。

 

次の例文は、「カンマ」を付けて、「継続用法(「非制限用法)」

書かなければいけませんが、「カンマ」が付いていませんので、本来意図するものとは別の意味を持ってしまいます。

 

(×) She is my wife who came from France.

(この文の出典は前述の参考書ではありません。)

 

この文には先行詞の前に「カンマ」がありませんので、次の意味に解釈できます。

 

「私には複数人のwifeがいて

 彼女はフランス出身の妻です。

 (私の他の妻は、フランス以外の出身です。」

 

「継続用法(「非制限用法)」の例が前述の参考書にあります。

”関係副詞” の例文です。

 

 I went to Narita, where I took a plane to London.

「私は成田に行き、そこでロンドン行きの飛行機に乗りました。」

 

つまり、言い換えると次の意味です。

「私は成田に行きました。その空港は私がロンドン行きの飛行機に乗った空港です。」

 

この文で「カンマ」を付けずに「制限用法」で書くと、別の意味が生じます。

 

(×)  I went to Narita where I took a plane to London.

 

この文は、次のような意味を生じます。

 

「成田(空港)は複数あるが、

 私が行ったのは、ロンドン行きの飛行機に乗った成田空港です。

 (パリ行きの飛行機に乗った成田空港ではありません。)」

 

このように二つの用法は意味が異なりますので注意が必要です。

 

英語ネイティブの方達が実際にここまで意識しているか否かは未確認です。

 

文法的にはここまで説明した通りですが、

「日常の英語ではそれ程意識しては使われていない」

などもあるかもしれません。

 

 

このような間違えを侵さないようにするためのコツがあります。

 

二つの用法の違いが分かり難いと思いますので、

次のように考えることで如何でしょうか。

 

「カンマがある(「継続用法(「非制限用法)」の場合)文では、

 関係詞以下を『因みに』として訳す。」

 

つまり、「カンマ」がある場合は、次のように訳します。

 

She is my wife, who came from France.

「彼女は私の妻です。因みに、彼女はフランス出身です。」

 

 I went to Narita, where I took a plane to London.

「私は成田に行きました。因みに、それは私がロンドン行きの飛行機に乗った空港です。」