前置詞の使い分けについて、
時にしっかりとした理解が必要な場合があります。
例文を紹介します。
お薦めの英文法の参考書として何度も紹介している次の書籍の例文です。
〔前置詞〕の章で紹介されています。
The actor stayed at a famous hotel.
I saw Nancy in the restaurant.
どちらも、
「~(場所)で」
のように、場所を表しています。
この in と at の違いは何かということです。
先に「in」を考えます。
「in」は「~の中に」という意味です。
この場合は、
「レストランの建屋(部屋)の中で」
というように解釈できます。
「囲まれた物の中で」
という意味です。
これに対して、「at」は、
「~(場所)のところで」
という意味。
「~の中」を意味するものではないと考えることで違いが理解できるのではないでしょうか。
研究社の英和辞典「スーパー・アンカー英和辞典」の「at」の所に、次のように説明されています。
「漠然と場所を表すat
(1)場所を示す前置詞のうち、in (~の中で)、on(~に接して、え面して)などに比べ、、atは漠然としている。
Let's meet you at the station.(東京駅で会おう)では、駅の中か外かも不明。
Makoto was standing at the car. (誠は車の所に立っていた。)は、車との位置関係がはっきりせず、実際のイメージとしては捉えにくい。
基本イメージも漠然とした広がりを伴うことのある場所として示したものである。
(2)広がりを意識しないので、inより狭い場所をさすと説明されることもあるが、場所が広いか狭いかは無関係:a summer house at the foot of Mt. Fuji (富士山のふもとにある別荘)。」
辞書のこの説明のように、atは場所の広さに関係なく、
「そこの所」
という漠然とした場所を示すということですね。
「中」を意味するなら「in」。


