単語本を繰り返し眺めても、
「なかなか英単語が覚えられない」
という経験は誰でもあるはずです。
私自身も、毎日単語本を持ち歩いて昼休みの食事後など、すき間時間に見るようにしています。
しかし、何度も見た覚えのある単語でも、
「あれ、これはどういう意味だっけ」
ということは頻繁にあります。
単語本では限界があります。
本題はここからです。
私は、単語本ではない方法で、
毎日どんどん英単語を増やしています。
その方法について紹介します。
単語本は主に、「新しい単語」を覚える作業です。
勿論これも重要ですが、これではなかなか記憶には残りません。
それは皆さんが経験している通りです。
「新しい単語」を覚える作業も重要ですが、私の場合は、それよりも優先して取り組んでいることがあります。
それは、
「これは、英語で何というのだろう」と、疑問に思った言葉の英語を確認することです。
「知りたい」と思った事(言葉)は、簡単に記憶することができるものです。
例えば、大谷翔平選手の50 - 50 のニュースを知ると、野球好きのアメリカ人と話す機会があればその感動を英語で説明したくなるでしょう。
そう考えると、いろいろな言葉の英単語が知りたくなります。
例えば、
『偉業』
『二刀流』
『前人未踏』
『盗塁』
『鳥肌(が立った)』
このように考えた言葉を辞書やインターネットなどで調べてみます。
この時調べた答えは、100点でなくても大丈夫です。
知らないと、
「英語が出てこない」
となりますが、
通常ネイティブが使う表現や単語でなくても、知っていれば相手に思いを英語で伝えることができるからです。
その上で、100点の英語を知りたければ相手のネイティブに教えてもらえばよいだけです。
先程の例をしらべると、次のように分かります。
他にも英語表現がありますが、あくまでも一例といて紹介します。
『偉業』
a great work
a great achievement
『二刀流』
two-sword style (刀を使う場合)
two-wielding style (刀を使わない場合)
wieldは「振り回す
two-way player (野球)
『前人未踏』
unprecedented
precedentは、「前例」という意味。
『盗塁』
stolen base
『鳥肌』
goosebumps
bumpsは「こぶ、突起」。
以上、思い付きで書いた例です。
どの表現も、知ってみると
「ああ、これで良いのか」
と思う物ばかりです。
単語はあまり難しくなく、一度知ればあまり忘れ無さそうだと思いませんか。
これらは、単に私が思いついた言葉を紹介しただけです。
皆さんが「これって英語で何というのだろう」と、ご自身で思いついた英語を調べてみて下さい、
「へぇ~、これでいいのか」
「こんな単語で言えるのだ」
と発見が少なくないはずです。
自分が「知りたい」と感じた事(言葉)、
「へぇ~」と感じた(感動した)事(言葉)は、
非常に簡単に脳に染み込むことを実感できるはずです。
この方法で、”自分が必要な単語、英語表現”が、ドンドン頭に入っていきます。
これは、「勉強するぞ」と意気込む必要はありません。
日本語のテレビ番組を観ながら、「知りたい」と思った言葉をメモしたり、その場で辞書で調べたりしてボキャブラリを増やしています。
私は、これをビール片手に毎晩やっています。
外国人と英語で会話する機会があると、こうやって確認した英語は実際に使う可能性が非常に高いことも実感しています。
「使える英単語」を増やしたいと思う方は、是非やってみて下さい。
『英語の勉強法』を講演しています。
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