今の英語教育に欠けている最も重要なこと | 「英語が話せるようになる本当の勉強法」のブログ

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本日の日本経済新聞の社会面に、中学、高校の英語教育に関する記事が掲載されています。

 

『中3の5割「英検3級相当」』

これが記事のタイトルです。

 

中3の50.0%が、英検3級相当、

高3の50.6%が、英検準2級相当の学力があり、

これを27年度までに60%に引き上げることが目標とのこと。

 

日本の英語教育では、英語を「話す力」が問題となっています。

 

それに対して「英検」でレベルを図ろうとしていることに、

大きな ズレ があります。

 

「話せるようになりたいのか」、それとも、

「ペーパー試験(英検)の合格率を挙げたいのか」

ということです。

 

この二つは、大きく異なるものです。

 

これらの課題に対して、文科省の対策計画が記事に書かれています。

 

「英語を使いこなせる教員の育成を強化」

などのその一つです。

 

ところが、現実は、教員の英語力が上がれば生徒の英語力が上がるということではないと私は思います。

 

教員がバイリンガルであれば生徒の英語力が上がるということではなさそうです。

 

もし仮にそうであれば、例えばある学校の英語の先生数人の全てを帰国子女の教師にすれば、

生徒の英語力がしっかりが上がるということになると考えられますが、

そうではなさそう、ということは想像できます。

 

英語など、言葉の学習で最も重要なことは、

「教えてあげること」

ではありません。

 

ただ「習う」ことは、脳に残りにくいからです。

「脳に残る」のは、自分で、悩んだり、疑問に思ったりしたことが優先されます

 

自分で、

「こういう場合は、英語でなんというのか?」

と考えることが重要です。

 

『話す練習』は、いきなり行っても成果は限定的です。

 

いきなりでは、

「英語が出てこない」

「これを何というのだろう」

と迷ってしまうのが当然です。

 

『練習』は重要ですが、

その前に、

又はそれと並行して、

 

「これは英語でなんというのか」

と自分で考えたことを

英作文してみる。

分らなければ調べてみる。

 

この作業が必須です。

 

私はこれを

『独り言英会話練習法』

という名前で、講演会や著書で推奨しています。

 

私はこれを、大学生のことから継続しています。

そして、確実な成果を実感しています。

 

この『独り言英会話練習法』の具体的な方法は私の講演を聞いて頂くか、

次の書籍をお読み下さい。