日本人が英語の勉強で失敗する理由(後編) | 「英語が話せるようになる本当の勉強法」のブログ

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”単語や英文を幾ら覚えても、英語力はアップしません”

 

”勉強したからといって、英語が話せるようになるということはありません”

 

 

「英語を勉強しても上達が感じられない」と仰る方と会話をしていると、何か考え違いがあるように感じることがあります。

 

 

恐らく日本人特有ではないかと思いますが、『勉強』というと、学校の定期試験や受験のような机上の勉強のことをイメージしてしまっているように思います。

 

つまり、次のような考え方です。

 

「英語力をアップさせるために、勉強する。」

 

「勉強を努力すれば、何時か英語が話せるようになる。」

 

「問題集をやれば、TOEICのスコアが上がるはず。」

 

これらは、

『英語力を上げるためにすることは ”勉強” だ」

という考え方です。

 

結論から言うと、

幾ら沢山机上の勉強をしても、英語を話せるようにはなりません。

 

例えば、

英単語を1万語覚えて、

例文を1,000個暗記しても、

英語を話せるようにはなりません

 

これが、

英単語を2万語、

例文を2,000個

でも状況は変わりません

 

別の言い方で説明します。

 

よく、こういうアドバイスを目にします。

 

(×△)「英語を話す(アウトプット)するためには、沢山のインプットが必要」

 

「沢山のインプット」

は勿論価値があります。

 

しかし、幾ら沢山インプットしても、

それで英語が話せるようになるかというと、

それは違います。

 

 

このようなアドバイスをする先生方の様に英語力が既にある人は、

インプットの量が多いほどスピーキング力がアップすることは

その通りです。

 

ところが、

「英語が話せない」

という人が幾ら沢山知識を付けても、

外国人を目の前にして、

その知識がどんどん口から出てくることはないということです。

 

つまり、

(×)「インプットすればアウトプットできる」

ということではないということです。

 

つまり、

「インプットしたものをアウトプットするためには、”訓練” が必要

ということです。

 

机上の勉強で得た知識(インプット)を使って英語が話せるようになるためには、

それを実践で使う(アウトプット)するための練習、訓練、経験が必要ということです。

 

机上の勉強だけでは、そのまま使えるようにはなりません。

 

スクールで練習することも、価値はあります。

 

ただ、スクールだけではなく、

教室の外で、

外国人とリアルの会話を行うことも絶対に必要です。

 

教室では、

講師が外国人であったとしてもリアルの会話ではありません。

 

間違ったら、講師が助けてくれます。

間違えても、全く問題ありません。

何を言っても、講師に嫌われることはなく、

丁寧に諭してくれます。

 

これでは、実践練習は完成しません

 

教室の外で、見知らぬ外国人と会話すれば、

何とか自力で言いたいことを伝えるように知恵を絞ります

伝える方法を熟考します

ジェスチャーを交えることも有効です。

相手の外国人が、「こういう意味ですか。」と

助け舟を出してくれるかもしれません。

また、

妙なスラングを知ったかぶりで使うと、口をきいてくれなくなる危険もあります。

 

机上の勉強だけでは成果は期待できません。

こうした実践を交えることが絶対に必要です。

 

 

TOEICについて少し解説します。

 

「英語を勉強していますが、TOEICのスコアが上がりません。

 いい方法はありませんか。」

 

このような相談を受けることがあります。

 

TOEIC 500点の人と800点の人では、100点アップさせる方法は全く違います。

 

500点の人は、問題集を幾ら沢山やってもあまりスコアはアップしません。

 

問題に慣れて、少しアップする程度でしょう。

 

500点ということは、英文法の理解が恐らく不十分でしょう。

簡単な英会話も慣れていないレベルのはずです。

 

500点の人は、問題集はそこそこにして、

英文法の復習、

基本単語の復習、

英語を話す訓練

・・・

 

これらを行うことが必要であり、近道です。

 

つまり、英語の基本的な総合力を付けることが必要です。

 

具体的な方は、この書籍で詳しく解説してあります。

 

『効果を実感できる!

 英語が話せるようになる本当の勉強法』

 発行:日本橋出版

 

読んだ方の感想を伺うことがありますが、

「非常に参考になった」

「効果があることが納得できる勉強法」

などのご意見を皆さん仰います。

 

電子書籍版も最近発売になっています。

 

 

 

 

 

電子書籍はこれ↓です。