学校英語で頑張って多くを勉強しても、分かり難いことがあります。
それは、
”実際の会話で何がよく使われて、何がそうでもないか”
です。
ネイティブがよく使う英語、つまり単語、イディオム、言い方を知るためには、生の英語を多く聞くことが必要です。
これまで、ネイティブがよく使う英語表現の幾つかを紹介してきました。
今回も一つご紹介します。
"end up"
学校英語で学んだことは私は覚えていませんが、ネイティブがよく使うのを聞くことがあります。
"screw up" を紹介した記事と同様、
"end up" を『でる単』で調べましたが、
掲載はありません。
"end" も "up" も単語自体は基本的なものですから『でる単』の記載がないのは自然ですが。
『試験にでる英熟語(でる熟)』でも検索してみました。
"end in" はありましたが、"end up" はありません。
"end in" の意味は、「結局~に終わる」です。
"result in" と同じ意味として紹介されています。
Their project ended in a failure.
「彼らの計画は結局のところ失敗に終わった。」
さて、"end up" の意味を辞書で確認します。
end up [自動詞]
最後に(結局)~するようになる
(~で)終わる(with)
end up as governor of the state
最後は州知事になる
If you don't lose wigth, you may end up with diabetes.
体重を減らさないと(しまいには)糖尿病になってしまうかもよ。
end up [他動詞]
~を終える
最近、テレビでアメリカ人がこの "end up" を使っていました。
大谷翔平選手の通訳者について、スポーツ賭博に詳しい弁護士のコメントです。
この方は、次のように仰っていました。
「スポーツ選手は大金を稼ぐようになる。
しかし、彼らは ”資産管理” の教育を受けていない。」
そして続けます。
"So, they end up trusting people."
「だから、人を信用してしまうのです。」
"end up"
単語自体は非常に簡単です。
非常に役に立つ表現ですので、使ってみては如何でしょうか。
こういったよく使われる表現を一つづつ使えるようにすることで、英語会話の幅が広がります。