「英語が得意な自分に容易になる方法など、あるはずがない。」
「そんなものがあれば、誰も苦労していない。」
英語で苦労している人は、皆さんこう考えるのではないでしょうか。
ところが、その方法は確かにあります。
私が自分でやって経験済みですので、確かです。
私は、頑張り屋では全くありません。
特に記憶力が良いということでもありません。
勿論、帰国子女ではありませんし、留学、駐在経験なし、大学も英文科ではなく理工学部の卒業です。
それでも、特別な苦労もなく、仕事で英語を使えるようになりました。
「外国人と英語で話せるようになれたらいいな」という気持ちは10代の頃から持っていました。
この気持ちは英語の上達に必要だったと思います。
私が英語を話せない20代の時に、仕事で欧米のIT企業との契約交渉を命ぜられました。
その仕事をこなすために必要な英語を準備することで契約交渉に対応することができ、それを続けている内に徐々に得色々な話題に英語で対応できるようになりました。
海外生活の経験が無い私が英語で苦労しなかったのには、次の二つの要因が影響していると考えています。
(1)その場で実際に使う英語だけに絞って準備したから
(2)英文法の基本を理解していたから
覚えた単語、表現は翌日の交渉に使うものばかりでした。
「英単語が覚えられない」という経験は誰もが持っていると思います。
私もそれは理解できます。
しかし、覚えられないのは、”使うかどうか分からない単語を覚えようとしているから”です。
「次の日の仕事で使う」と思うと不思議と簡単に覚えられ、それを実際に使うことで記憶が定着します。
さて、「仕事で使ったから英語力がアップした」では読んで頂いている皆さんの参考になり難いことは理解しています。
冒頭の『英語が得意な自分に容易になる方法』について説明します。
その方法として幾つかやる必要があることがあります。
この記事では、一番最初に対応する必要がある『英文法』について説明します。
”英会話に必要な英文法の基本を理解する“
英文法というと学校の勉強を想い出して、あまり楽しくない印象がある方が多いかもしれませんが大丈夫です。
学校の英語は細かいことを覚える必要がありますが、我々社会人の英語は違います。
自分が何かを英語で言いたい時に、それを英作文するために必要な文法です。
多少の間違いがあっても、(自分さえ良ければ)問題ありません。
そして、会話で必要な文法は、意外とシンプルです。
学校の英語では、使うかどうか分からない、或いは使う可能性が低い”細かな文法”がテストの対象になります。
例えば、「no more thanとnot more thanの意味の違いを覚えさせる」などです。
私は、このような重要度の低い文法は授業で紹介する程度にして、テストの範囲から除外するような試みがあっても良いのではないかと思います。
この様なことまで減点対象にすることが、英語嫌いが生む要因の一つになっているのではないでしょうか。
「英語は暗記」と考える人が多いのも、これのような学校英語の影響だと思います。
日本語を話せるようになる時に「暗記」はあまり意識してこなかったのに、「英語は暗記」と考えてしまうわけですから。
また、私は英語を話しながら三単現の「s」をつけ忘れてしまったり、複数なのに「s」をつけ忘れてしまったりすることに気が付くことが今でもありますが、それをネイティブに指摘されたり咎められたりしたことは唯の一度もありません。
英文法の基本を理解するために私が講義の中でお薦めしている参考書は、学研の「ハンドブック 英文法の要点整理」です。
この参考書は、英文法の重要事項が簡潔に纏められている良書です。
目次や確認テストなどを除くと、正味200ページ程度ですので、数日で読み切ることができます。
この、短時間で「読み切る」ということも大切です。
学校では6年間を掛けて英文法を説明しますが、私の英文法講座ではこれを約8時間で解説しています。
勿論、学校で一度学習したことを”復習”するだけですので8時間が可能となっているわけです。
例えば、現在完了、過去完了はそれぞれ2分で説明できます。
これを私の著書では、「私の口頭の説明ではなくご自身に読んで理解して頂くので」という理由で、それぞれ5分で理解できるとして解説しています。
完了形の他に、関係代名詞/関係副詞、その他についても解説しています。
次の書で「英語が話せるようになる本当の勉強法」を説明しています。
英文法の理解は、”基本”で大丈夫です。
”基本”で良いのですが、その基本が理解できていなければ英語力のアップは見込むことができません。
決まり文句を幾ら沢山暗記しても、それだけで会話を続けることはできません。
何かを言おうとすると、”英作文”することが必要になります。
英文法の基本が理解できていないと英作文ができません。
英文法の基本を理解し、自分の身の回りの物・事を英語にしてみることがとても重要です。
『英語が得意な自分に容易になる方法』についての英文法以外の重要事項は、別の記事で解説します。