心を痛めた出来事 | 精神療法士ミミネコのブログ:Let there be light     

精神療法士ミミネコのブログ:Let there be light     

地球が光溢れる場所になることを願って。

今日は、とても心を痛めた日でした。

 

朝、なんだか外でブンブン蜂みたいな音がするな~と思って、ふと外を見ると、ものすご~く大量の蜂が、家の庭に、雲霞のごとく飛び交っているではございませんか。ヒッチコックの鳥さながら、何千匹いるかわからないくらいです。

 

これはまずい、さすがにどうにかしなきゃ、近所迷惑だ。どうか、近所の人も郵便屋さんも、家の庭を横切るクロちゃん(野良猫)も、誰も刺されませんようにと一心不乱に祈りつつ、早くどっかにいってくれるよう、できるだけ気持ちを落ち着けて、瞑想をはじめたミミネコ。

 

瞑想してる場合かと思うかもしれないけど、今読んでいる、ディーパック・チョプラの本に、自分の意思を宇宙の意思の共鳴させて、意のままに物事をなす方法というのがあって、それを試そうと思いたった。とにかく、人も動物も蜂たちも、誰も傷ついてほしくないから、自然の調和のうちに、この出来事が平和は終わり方をしますようにと、できるだけ気持ちを落ち着けて祈りまくりました。

 

そうしてるうちに、祈りの効果か(ただ蜂が飛ぶのに疲れただけかもしれないが)、蜂のブンブンが収まってきたので、庭に出てみると、オーマイガー!庭の松の木に、ものすご~いでかい巣があって、蜂がうじゃうじゃ群がっている!?さっきまで飛び交っていたのが、巣に収まっている。ていうか、昨日までなかったのに、一夜にしてこんなでかい巣が現れるのは、いと不思議なり。

 

ミミネコは蜂の巣があっても気にしないたちですが、これは規模が違う。こんなに何千だか何万だかの蜂の巣があったら、近所から苦情がくるのは必至。うちによくお客さんもくるし、誰か刺されたら大変。そう思って、とても辛い気持ちで、蜂駆除の会社をネットで調べて、電話してきてもらいました。何がつらいって、蜂がせっかく作った巣を壊して、何の罪もない蜂を(だってまだ何もしてない。ただ一生懸命生きているだけの蜂なのに)殺すのが、嫌でしかたない。

 

しばらくしてやってきた蜂駆除の人は、松の木の下の蜂の大群がたむろしているのを見て、「うわ~」と一声。そして「これは巣じゃない。ミツバチですね。」確かに、よく見たら、巣と思ったのは、蜂の集まった塊でした。「渡り鳥みたいに移動するんですよ。移動の途中でこうやって一時的に休んでいる可能性がある。」「巣を作っているってことはないんですか?」と聞くミミネコに、「ここを住処に決めて、この下に巣を作り始めているのか、ここからまたどこかに飛んでいくかは、わかりません。飛んでいくなら3日くらいで移動するっていわれてます」

 

じゃあ、何日か放置してたら、どっかにいくのかなあ。でも、巣をつくられたら大変だし。ミツバチは刺さないっていうけど、やっぱり近所迷惑だし、何かトラブルがあっても困るしと思い、

 

「殺したくないので、集めてどこか山の中に逃がすことはできませんか」と聞くと、「それはできますよ。薬剤をかけるかかけないかだけで、捕獲する作業自体は同じなので。駆除じゃなくて移動させるということで、同じ料金でお引き受けできます。」

 

見積料金はかなり高額だったけど、殺さないでくれるなら、思い切って頼んでしまおう。

 

そう思って、駆除ならぬ、蜂の移動をお願いしてしまいました。

 

作業自体は40分くらいで終わり、蜂は大部分袋に入れられて、捕まえ損ねた蜂が100匹か200匹旋回しているだけとなりましたが、支払いをすませ、ことが終わった後も、ミミネコの心は痛んだまま。残った蜂が集団から引き離されて生き別れになってしまった。生きて行けるだろうか。それに、捕獲されて袋に入れられたとき、何匹か死ななかったろうか。かわいそうなことをした。

 

これでよかったんだろうか。蜂さん、ごめんなさい。朝から祈りまくり、心を痛めまくったので、大変疲れた一日でござった。文字通り、(蜂が)降ってわいた災難でございました。

 

ついでに言うなら、とんだ出費だったなあと思い、ふと空を見上げたら、雲が輝く青空で、なんてきれいなんだろうと思いました。その瞬間、「ああ、そうだった、本当にいいものって、お金で買えないんだ。」と気づいて、お金のことはどうでもよくなりました。

 

捕獲された蜂さんたち、残された蜂さんたちが、どちらも集合意識とつながり、宇宙の叡智とつながって、それぞれ(あるいは再会して)幸せに生きていってくれることを祈るばかりです。