3月末で、8年くらいお世話になった職場を退職しました。
といっても、専門職なので、個人の仕事+2つの職場を掛け持ちしていたうちの、一つだったわけですけど。
勤務時間はその職場が一番長くて、大きい職場だったので、メインで働いていた職場でした。
退職の理由は、嫌なことがあってとかでは全然なくて、その職場の上の組織(まあ、国なんですけど)の方針が変わって、専門職を配置してのポジションが今年度をもってなくなることになり、業務内容の再編成があったからです。別の業務のオファーも受けたのですが、自分が本当にやりたいことと少し違ったので、退職を決意しました。
上司も同僚もいい人ばかりで、自分のスキルを発揮してやりがいをもって働ける職場だったので、職場に行くのが嫌だと一度も思ったことがない、幸せな8年間でした。こんなに長く働かせてもらって、ありがたかったです。
退職するとき、有休消化せずにぎりぎりまでカウンセリングの仕事を入れていて、めちゃくちゃ忙しかったのですが、同じ部署の人たちに寄せ書きとお金を出し合ってのプレゼントをもらったのみならず、もうわけが分からないほど色々な人が入れ替わり立ち代わりやってきて、お別れのしるしのプレゼントとかメッセージカードをくれて、もうありがたいやらびっくりやら、怒涛のカオス状態。
6年くらい前に同じ部署で仕事をして以来、部署が分かれて、話す機会がなかった人とか、あんまり接点がなかった人まで、突然やってきて、数々の品々を置いていくので、ミミネコの乏しい脳みそはもうキャパオーバー。誰から何をもらったか、記憶回路がショートしてしまいました。いつか、お返ししたいと思い、いただいた人の名前と品物を一応メモしてみるも、どうしても思い出せないのもあって、どうしようって感じです。
そんな中で、みんなからもらった寄せ書きとか、メッセージカードを見て、思ったことがございました。
「ミミネコさんの一言に救われました」とか、「ミミネコさんの言葉で気が楽になりました」「大変だったときに相談に乗ってもらったこと、忘れません」みたいなメッセージが結構あったのですが、ミミネコ自身は、「なんか気が楽になるようなこと、いうたっけ」「この人が大変なときに相談なんか、乗ったっけ」と、意外に思うこと多し。
人って、何気ない一言に救われるものなんだな、と思います。
自分でも思い当たる。
ミミネコの人生で大変だったとき、誰かの何気ない一言に、救われて、今でもその人の言葉を覚えているって、あった。相手の人はきっと、自分がいったことなんて、覚えてもいないでしょう。一時的な出会いの、いわば通りすがりのような人だったので、ミミネコのことも覚えていないと思うけど、言われた方は覚えているんですよね。
人に感謝されようと思ってやったことは、だいたい感謝されないものですが、てらいない言葉ほど、相手の心に響くものなのかもしれません。
今までのご縁を大切にしつつ、これから新しく出会うひとたちにも、誠意をもって接していきたいなと思った次第でした。
最近好きなパワーストーンの一つ。アンダラクリスタルたち。