機内でしか見られない変なもの | 精神療法士ミミネコのブログ:Let there be light     

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地球が光溢れる場所になることを願って。

これは、もう、随分昔に発見したことですが、アメリカ系列の飛行機の座席の前ポケットに入っている、機内誌のショッピングカタログには、ときどき、「これは、真面目に売っているのか、はたまた、笑いを取りたいのだろうか。」と頭をかしげるような、妙なものが商品として売られています。


長く退屈なフライトでは、そのカタログの妙な品々を見るのは、ちょっとした慰みになり、なにげに楽しみにしているミミネコなのです。


今回、帰国時のフライトでも、期待を込めて、カタログをパラパラめくると、やはりございました。


まず、目についたのは、薄毛用の髪に振る粉。「これは、Mr.オクレさんや、アホの坂田師匠が振っている髪粉と同じものだろうか」と興味をひかれ、よく商品説明をみてみました。それは、頭に振り掛けると、繊維が伸びて、頭の薄毛を覆う仕組みになっていて、オクレさんたちがつけているやつよりもさらに進化した、テクノロジーの最先端をいく商品のように見受けられます。ビフォー・アフターの写真も載っていて、アフターのほうは、なるほど、見違えるほどフサフサになった男性の後頭部が写っています。


しかし、値段を見ると、$25くらいで、イヤに安い。つ~か、髪に振り掛けると、ニョキニョキ繊維が伸びる粉って、いったいなにものやねん。それ、生きてるんか。と、謎はつきないのでした。


次に注意を引いたのは、庭に置くオブジェ。天使とか、カエルとか、小便小僧とか、ありがちなオブジェに混ざって、「木の幹に貼り付ける顔」というのがありました。木と同じ色をしていて、一見、本当に木に顔があるように見えるやつです。こんなん、ほんまにあったら、びっくりして二度見するわ、と思いつつ、さらにページをすすめると、今度は、地面から這い出て来るゾンビのオブジェがありました。それは、ゾンビの等身大の上半身で、庭の地面に置くと、本当に、ゾンビが必死の形相で地から這い上がってくるようになっています。「こんなん買う人、よっぽどの悪趣味か、金が有り余って仕方なく、どうしても使わねばならんという事情でもある人やろうなあ。」と思って値段を見ると、$75とあり、やたら高い。このご時勢に、$75も出して、庭にゾンビを置く人がいるのだろうか。


それから、これは何年も前に、やはりアメリカの機内カタログで見たのですが、Mr.ジョー(だったかな。)という画期的な商品が、売り出されていて、心をワシづかみにされた記憶がございます。


このMr.ジョーは、風船みたいたいなものでできていて、空気を入れると膨らんで、帽子を目深に被り、グラサンをかけた、こわもてでいかつい感じの、筋骨たくましい大男になる仕組みになっていました。詳細は忘れたが、身長186cm、体重89kg、とか、身長と体重の設定まで書いてあって、(もちろん、風船だから、見た目の設定にすぎないのですが。)なかなか凝っているのでした。このMr.ジョーの使い道はというと、空気を入れて膨らましたできあがりを、外から見えるように、窓際に置いておいたり、車で外出するとき、助手席に座らせておくのだそうです。すると、「あ、このうちでは、強そうなボディ・ガードを雇っている。」と思い、暴漢が近寄らないのだとか。


しかし、このMr.ジョーが爆発的に売れた場合、あちらの家もMr.ジョー、こちらの家でもMr.ジョーが窓際に座っていて、クローン人間がいるみたいになるので、困るのではないか。Mr.ジョーは、爆発的に売れないほうが説得力があるのではないか、と思います。どちらにしても、Mr.ジョーを置いてある家もしくは座っている車を見たことがないので、全然売れなかったのではないかと思います。


とかなんとか、どうでもいいことを書いている場合ではなかった。明日、用があって東京に旅立つので、再び旅の準備をせねばならんのであった。今回は時間の関係で、飛行機で行くのですが、日本の飛行機の機内にも、こんなおもろいカタログを置いたらいいのに、と思います。


では、行ってきま~す(@^^)/~~~