昨日買っておいたカップ麺と巻き寿司を食べて8時半出発。一路都井岬へ。

  9時50分、道の駅なんごうの手前で猿が5匹ほど国道を横断するところを目撃。慌てて停車してカメラを取り出したときには茂みの中に姿を消していた。残念。

  道の駅なんごうで休憩。ここからの景色はナイス。曇りなのが残念である。

  11時幸島到着。幸島の渡船場にはお店が一軒。おばあさんが一人うたた寝していた。暇そうにしている渡船のオーナーによると、猿を見にゆくには、渡船をチャーターすることになるが、一人だと割高とのこと。「猿ならさっき見たしなあ。」というと「幸島の猿はあんな嫌われ猿とは違う。」と言って去っていった。

  確かに幸島の猿は違うのだ。世界的にも注目された「芋洗い行動」を行うのだ。最初は1頭の小猿がサツマイモに付いている土を落とすために、小川で洗い始めた事から、次第に他の猿たちにも広まり、現在ではイモに塩味を付けるという理由もあって海水で洗うようになったようだ。一つの行動が、群れ全体に広がり継承されているということで、文化を持つ猿とされた。島には京都大学野生動物研究センター幸島観察所が設けられ観察と研究が続けられている。

   渡ったところで、猿に会えるかどうかわからないし、時間的にもゆっくりできないので今回は断念して芋を洗っている猿の像で我慢することにした。

  海岸から離れ道は急なのぼり坂に。12時45分、都井岬到着。入口に駒止めの門があり、自動車は400円、バイクは100円協力金(2025年も変わらず)を支払うことになっている。料金所に聞いてみると自転車はただでよいとのこと。駒止の門を過ぎると草原が広がっており、早速、馬発見。

  野生の馬だから、草原にいて車道近くにはいないものと思っていたら、平気で車道を歩いて通行妨害までしている。

 駒止の門から、かなりアップダウンがあるが都井岬灯台へ。

 九州でただ一つの「のぼれる灯台」とのことで参観寄付金300円(2025年も変わらず)支払い灯台に上がってみた。

 確かに絶景、灯台の内部も見学できた。

 灯台を出て写真を撮っていると、いきなり馬がフレームイン。ずいぶん人懐っこい野生の馬である。

最後に野生の馬っぽい写真をひとつ

 都井岬から国道448号の長く急な下り坂を降りて都井の集落へ、ここからまた一山越えて本城に着いたら、また山越えになるので県道454号で海沿いの道を走り串間市に入った。国道は自転車には必ずしも優しくはないことを悟った。遠くに見える橋は福島大橋だろうか。

 いつのまにか県境を越えて志布志湾が見えてきた。

 18時半、ビジネスホテルしぶし湾到着。 予約時カード決済のみだったので4~5階建てのビルを想定していたが、昔の旅館を改装した感じであった。特に部屋の改装の仕方はユニークだった。対応してくれたのは話し好きの70代の男性。自転車は倉庫に入れさせていただいた。

 サンポートしぶしアピア内のダイレックスへ買出し。 夕食用に行楽中華弁当と小いわし磯辺天、朝食用にカップ麺とレタス巻、ついでに焼酎さつま祭と発泡酒麦の贈りものを購入。

 本日の支出はホテル代素泊まり4,025円(2025年は4,000円からとなっている。)、食費等816円、灯台参観寄付金300円

合計5,141円 141円の赤字