6時半起床。今日はよく眠れた。ホテルの部屋からの景色。曇っているが雨の心配はなさそうだ。

 どん兵衛とおにぎりを食べて8時出発。昨日、吠えられた犬の名前はアキちゃん。出発時不在だったが、実はこのホテルの支配人様らしい。

 市街地を抜け平等寺を目指す。徳島県で初のトンネルと遭遇。大谷山トンネル、歩道の幅も広く走りやすい。その後、いくつかのトンネルがあったが、交通量が少ないため恐怖は感じなかった。

 

第22番札所 白水山 医王院 平等寺

 農村の中にあるお寺、9時40分到着。ここにも外人のお遍路さんがいる。

 手水鉢の中に青紅葉。

「弘法の霊水」枯れたことがないそうだ。

 ご本尊は、薬師如来。真言は、おん ころころ せんだり まとうぎ そわか 病気治癒(特に目病)、健康長寿、災難除去、安産祈願、現世利益。

 薬王寺に行くため、国道55号線に出る道を探すが、少し迷う。県道284号線を走る。月夜というバス停にある遍路小屋。地名がいかしている。

 次の札所に行くため、雑木林の中の道に入ると、道幅が狭くなり車が来るたび、路肩に寄せ自転車を止めねばならい。しかも、「路肩注意」の立て札。ガードレールもなく、路面には苔が生えており走りにくい。野ウサギのような動物が目の前を走り抜けた。このような道を通らねばならないのなら、自動車遍路も、また苦行である。

 国道55号線に入り、ホッとしたがアップダウンが激しくトンネルもある。遍路小屋があったので休憩させてもらった。

 歩行者の安全のために引かれたグリーンライン。四国上陸後、すれすれに自転車を追い越してゆく車が多いと感じたが、役に立っているのだろうか。

 北河内不動明王の祠。

 ドライブイン海賊船。12時なのにひっそりとしている。定休日か?

 

 山道が終わり、日和佐の町に入ると薬王寺。薬王寺温泉もあるようだ。

 

第23番札所 医王山 無量寿院 薬王寺

 立派な瑜祇塔がある。

 ご本尊は、厄除薬師如来。真言は、おん ころころ せんだり まとうぎ そわか 病気治癒(特に目病)、健康長寿、災難除去、安産祈願、現世利益。

 お参りを終えて、振り返ると日和佐の町が一望できた。

 日和佐城、白亜の天守閣が美しい。日和佐肥前守が長宗我部の侵入を防ぐために築城したが、当時の姿は分かっていないらしい。

 立島。赤灯台と鳥居が見える。

 道の駅日和佐を過ぎると再び山道。またも、遍路小屋。

 牟岐町の町並みが見えて、ようやく海沿いの道。旧へんろ道の方へ迂回してみた。険しそうな道だ。

 内妻海岸は、サーフィンが出来るようだが、サーファーの姿はない。

 

四国別格二十霊場 第四番 鯖大師本坊

 四国別格二十霊場とは八十八箇所以外で御大師さまとご縁の深い、徳島六ヶ寺、高知一ヶ寺、愛媛九ヶ寺、香川四ヶ寺の二十寺院が結集した霊場だそうである。

 お遍路さんがたくさん来ている。読経している集団も居る。

 ご本尊は、弘法大師。鯖を3年間断つと祈願したことがかなうそうだ。

 

 

 15時40分、本日の宿泊先、大砂民宿のある大砂海水浴場。沖には釣り用の筏が見える。

 このあたりには、食料を買える店がないので浅川駅に移動。漁師町であり、スーパーもしくはコンビニを探すが見当たらない。集落から離れた場所に施設が見えるので行ってみると「まぜのおかオートキャンプ場」。再び浅川の集落に戻り、歩いている人に聞いて見ると「いせや」というスーパーがあるとのこと。行ってみると、確かにスーパーと言えばスーパーである。

 

 入ってみると店員さんがいない。とりあえず、少ない品揃えの中から買う物を選んで声をかけようとしたら、おばあさんが入ってきて奥に声をかけてくれたら、高齢の男性が出てきて対応してくれた。

 お弁当がないので、どん兵衛とパンとかき揚げと串カツを買う。

 宿に入ると、また、徳島旅・体験クーポン5千円分もらえた。宿の女将さんに使える場所を相談すると、8時半に高知県側に向かえば使えるお店がまだまだあると教えていただいた。

 

宿泊費:4,400円(2025年変わらず)

飲食費:973円

納経料:600円(2024年4月から500円に改訂されたため、今は1,000円)

 

本日の総移動距離:70.3km