10月中旬になっても暑さが残っているので、16時過ぎに菅生の滝に行ってみた。いつもは、車が離合できない場所があるので道原ダムの近くの駐車場か道原サイクリングセンターに車を置いて歩いて行くのだが、時間も時間だし平日の16時過ぎに菅生の滝から戻ってくる車もあるまいと思ったからだ。ところが、駐車場には1台の車があり、今から帰ろうとする人がいた。危ないところだった。さらに車が1台登ってきて駐車場には入らず菅生の滝の方へ消えていった。

 駐車場はかなり広く取っていてトイレもある。

 駐車場から少し歩いて菅生橋を渡る。

 ここまで来ると川のせせらぎがあり、少し涼しい。

 菅生の滝の案内板。気合いが入った作りだ。

 少し行くと橋があるが、立ち入り禁止になっている。

 石の階段に煌々と街灯が点いており、上にはお寺のような建物。

 世界最上教と七宝山妙法寺と書かれた看板がある。少し先にさきほど登ってきた車が駐まっている。運転手はいないようだ。

 石の橋を渡るとトイレがある。

 「スズメバチ注意」イノシシだって出てきそうだ。

 お地蔵さんが祀られている。

 不動明王と子安地蔵に挟まれた目が特徴的なお坊さんの像。黒大師なのか?

 コンクリート製の祠が並ぶ。

 祠の中にはお地蔵さん等。綺麗な服を着た弁天様だろうか?も祀られている。

 祠の近くには、廃仏毀釈の犠牲者だろうか。首無し地蔵も祀られている。

 いよいよ滝に音が聞こえてくると、古びた建物。

 菅王寺奥の院とある。ご住職はおられないような雰囲気である。

 菅王寺奥の院の隣には須川神社。祭神は高龗神、闇龗神、闇御津羽神。伊邪那美神が火之迦具土神を出産する際に火傷を負い死んでしまった。伊邪那岐神は怒り之迦具土神を斬り殺した際に化生した神々だそうだ。写真は「たきみばし」から撮影。

 「たきみばし」からの菅生の滝。

 近づいてみるとなかなかの迫力。

 帰ろうとするとインド系とおぼしき青年二人とすれ違う。「コンニチハ」と挨拶してくれた。下にバイクがあったで、これで来たのだろう。時間は17時近く、菅生の滝は、心霊スポットとして知られる場所で、水流に女性の幽霊や人影が映るという噂もある。暗くなる前に早めに退散した。ちなみに妙法寺の近くに駐まっていた車はいなくなっていた。