先日、伊勢の神宮へ。
「収穫に感謝し新穀を奉る神宮至高の神事」神嘗祭
にお参りいたしました。

天皇陛下が皇居の御田でお育てになられた御稲穂を
御初穂として両正宮の内玉垣に奉懸されます。
(皇居勤労奉仕の折に見学させていただいた御田)

伊勢神宮で行われている年間1500を越える祭祀の中でも最も重儀とされる神嘗祭。
収穫の感謝を捧げ、国家安泰と五穀豊穣の祈りの祭典とのこと。

非常に有難いご縁で内宮由貴夕大御饌の儀に奉拝させていただきました。

暗闇での御神事中、白と朱、皇大神宮正殿の奥からは御神楽の音色など、清浄な空気をつたって響きます。

漆黒のご神域で空を見上げると煌めく満天の星。
直前の新月や浄化の雨が天空を見えやすくしてくれたようです。
聞こえない音が聴こえ、見えない景色が見えるなど。

さらに、外宮・内宮の神嘗祭奉幣の儀奉拝、瀧原宮、倭姫宮神社、饗土橋姫神社、猿田彦神社、月読宮に御参りいたしました。

お初穂とともにずらりと並ぶ全国の農家さんから奉献された稲穂の懸税(かけちから)は、光り輝いて見えます。

川曳きの関係者の方から、3年後には式年遷宮のためのお木曳きが始まると伺いました。

由貴夕大御饌や奉幣での祭主の黒田清子様はじめ神職の皆さまのお姿に、祈り、儀式、継続、循環、そして継承について改めて考える機会となりました。

この度のご縁を繋いでくださった皆様、ご一緒させていただいた皆さまにも快く接していただき有り難く、この度のご縁の神恩に感謝いたします。

内宮由貴夕大御饌の儀奉拝に際し、地域を代表するという心持ちで奉拝させていただくため、土地神様と武蔵國総社にご挨拶とご報告で参拝いたしました。
全ての日程で晴天となったことも有り難いことに感じます。




ラジオ番組『まゆみ’sるーむ』の11月放送では、感想を音声でお届け予定です。