ファースト カマー と 反省会 | The backside of LequianColored

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牧志・平和通りの片隅で工芸のお店を始めました
オンラインショップ始めました
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きのう、初窯があがったのでご報告と反省会。

刀剣乱舞ぽちぽち進めながらのんびり書き込んでおります。

今回は、付属の棚板2枚だけでしたので量的にはそれほど。
とにかく小物でネコとか早く補充したかったのを優先にした感じです。

釉薬は、瑠璃釉と織部釉が間に合わなかったので手元にあったペルシャ、トルコ釉のクリア系と、青銅マット釉、あとは今回初めて使う白化粧土で少し、という感じです。

シーサーズ
奥側 青銅マット、白化粧に透明釉
手前 ペルシャ釉、白化粧に青銅マット、透明釉なし

青銅マット。流れると聞いた気がしたので前回はけっこう厚めに盛って失敗しました。
今回は薄めに作ってサッと塗る感じで。それでも濃淡はあったのでまずまずかとおもいましたが、今回はじめて白化粧土をつかいまして。これがけっこう良かった、というかたぶん本当はこうやって使うもんかも?と今さら。
これまでは白土の上にそのまま使ってましたが、やはり白化粧すると薄く塗ってても色が出るので、これが正解なんだなと(笑


瓦屋根のお香たて。

ほんとうは素焼き状態のいわゆる赤瓦色が好きなんですが、1200度オーバーだと赤土がくすんだ色になってしまいます。
そのうち、1000度くらいで試してみようかと思いますが、それくらいでも焼けるもんでしょうか?


小皿。
こちらは本当にテストという感じです。色もつけてないし。
白化粧でネコのシルエットの練習。フチのほうとかケバだつというか、もっと丁寧に処理したほうがいいなというところです。
右のほうは全面に白化粧。ほぼ完全乾燥でかけたせいか、ひび割れがみられました。透明釉もムラだらけだったので、その辺も課題ですね

ペンダントトップス
右の練りこみにペルシャ釉はいい感じでした。これは今後もいけそう

ペンダントトップス
心の一文字は、なんとなく思いつきで。ベタなのも作っておかないとなという謎の使命感。

四角のほうはアロマオイルが仕込めるようになっています。
仕組み的には、ネットでみかけたものをそのまま真似ていますが。形とかちょっと工夫していきたいです

香立て
抱瓶とカラカラのミニチュアです。赤土モノばかりなのでちょっと彩りたりてないです。まぁそれは次回に。

さて反省会。
リンゴ飴法のこちら、なんと焼き締まって棒がとれなくなり、全滅!全滅!
このへんの加減はほんとに・・・

白化粧の上にペルシャ釉や青銅釉をかけたパターン。
やはりというか、このほうが発色いいです。
ただ、色が白すぎるのがちょっと・・・ しばらくはこれ使いますが、県産の化粧土に切り替えを検討中。

ペルシャ釉に青銅マット。ちょっとカサブタみたいになってしまいました。
逆か、もしくはもっと薄くしたほうが良かったかも?


前々回に使った水色マット釉、そのまま使わず信楽土に混ぜて使用。
練ってるときは真っ白でわかりませんでしたが、焼いてみたら水色が発色しててまずまずでした。
飛び道具的に使えるかもです。



なぜかザラメみたいのができちゃった子たち。水ぶくれみたい・・・

原因不明。いくつか可能性あげると、
・透明釉を溶くときに、ダマというか袋の中で既に結晶みたいになってたのに気づかず、それのせい?
・トルコ釉のものがいくつかそうなってるので、土との相性が悪かったか、または1230℃という温度が高すぎたか。

きのうから、透明釉は溶く前に乳鉢で擦ってから使用。これ袋の中でけっこうガチガチなってるので大変そうです。

それと、温度については今日焼いているものを1220度でお試し中。
メインが食器モノではないので、キッチリ焼き締まってなくても多少は平気、というスタンスでやっていますが、将来的に小皿やコップくらいは作りたいのでそこらへん課題ということで。

ということで、初窯ファーストカマーの仕上がり報告でした。
来月くらいからもっと頻繁に焼けるようになると思うので、これからいろいろと研究していきたいと思いますー