みなさま、ごきげんよう。いかがお過ごしでしたか?
いや~。ついに2017年最後の放送回になっちゃいました。何度か再放送するので、お聴きの放送が今年最後かはわかりませんが。
先日、ADHDだと言われる20代半ばの方とお話しすることがありました。
最初はわからなかったんですが、会話のなかで過去の辛かった話がぐるぐる出てくるので、もしかしてと思っていたら、ご本人から言ってこられました。
ADHDとかアスペルガー症候群とか、広汎性発達障害とか、いろいろな区分けがあります。
近年では、「自閉症スペクトラム」または「自閉スペクトラム症」に統合しようという方向になっていって、なおのことわかりにくいんですが。
発達の凸凹も、診断名で割り切れなくて個人個人で違いがあるのだから、大きな括りで捉えて、個に応じた対応をするという意味で、診断名の統合は悪い話ではない気もするんですが、関係者以外には余計わかりにくくなる恐れもあります。
ただ、発達に凸凹を抱えた人にとっていちばん生きづらいのは、辛さや悲しさを受けとめやすく、記憶に留めやすい特性にあるように思います。
以前働いていたフリースクールで、ADHDやアスペルガーと診断された生徒と接する機会がありました。また、診断は出ていなくても、「もしかして……」という子も。
彼らに共通するのが、思い出話の大半が辛かったこと。そして、過去の辛い体験に縛られて、思考がそこで止まってしまうこと。
脳内物質の受容体の関係もあって、発達障害ではそうした傾向の子が多いようです。
ただでさえ家や学校で叱られたり周りの子供から笑われることが多くて辛いのに、辛かった記憶ほど残りやすいとしたら、その子の心はどれほど傷つくことでしょう。
フリースクールで関わった生徒の中にも、なんだかんだ前向きにやっている子もいれば、未だに辛い記憶に縛られて動けずにいる子もいます。
その違いは何かと言ったら、自己肯定感というか、自信ではないでしょうか。
「どうせ自分なんて」と思わず、挑戦してみる。それには、自信と成功体験が欠かせないのだと思います。
子供に、小さくてもいいから成功体験を積ませること。そして、成功したら、その努力や姿勢も認めること。
親御さんや教育関係者には、その重要性を認識していただきたいと願ってやみません。
なんて他人事のように言ってますが。実は私、小学校の6年間、通知表に「忘れ物が多いです」と書かれ続けた実績(?)があります。
私が今の時代に小学生やってて発達検査を受けたら、何かしら診断がつくんじゃないかと思っています。
そういう意味で、今回のテーマも、「自分ごと」なんです。
それでは、曲に行きましょうか。
発達に凸凹のある人の中には、常同行動と言って、同じ行動を繰り返す傾向のある人もいます。レストランで注文するメニューが毎回いっしょとか。
私も、気が付けばこの1週間、車でずっとこの曲を聴いておりました。
ヘビロテなんて言葉では、括れない。
周り、ドン引きですかね。
AKINO「創聖のアクエリオン」どうぞ!
「昼下がりのリビングで」今日はここまでです。お楽しみいただけましたでしょうか。
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12月中は、米子市糀町のわだや小路さんで毎週木曜日の10:30から午後3:30まで営業予定です。最終週だけは、都合により25日月曜日に営業します。どうかお越しください。
また、「相談室るぺりえ」の水曜営業も継続中です。HOK花園店のすぐそばのポポラートというレンタルスペースでお待ちしております。営業時間は、11時から午後5時までです。お隣にチェリーハウスというカフェがありますので、そちらで飲食もできますよ。こちらも、どうぞよろしく。
それでは、また次の放送でお耳にかかりましょう。
この番組は、カラー&トークcafeるぺりえ茶房店主・北垣秀俊がお届けいたしました。ごきげんよう。