奥さんの
部屋の
照明。
横たわっている
状態のままでも。
点けたり
消したり
できる
ように。
スイッチの
ひもが
長い。
そして
先っぽに
まるい
小さな
玉が
ついている。
奥さんの
部屋に
行くたびに
その玉を。
パンチ
してしまう。
反射的に。
毎回、
猫か、
と言われて
いる。
・・・・
奥さんの
部屋には
息子どもも
かわるがわる
入り浸って
いる。
三男(高1)だけが
父と同じことを
している
ようだ。
猫父子と
呼ばれている。
知能
低いね、
という
雰囲気で。
パーンチ、
パンチ。
たのしいん
だよな。
今日もパンチ。