9月は「認知症月間」だそうだ。

 

95歳以上の人間の8割が認知症

 

先日、ある経済紙に目を通していた際、こんな記事があった。

 

そうだろうな。・・・

 

高齢の顧客を抱える当社でもそれは感じ取ることができる。

 

 

 

実際にはもっと早く認知症の兆候を見せる人は多い。

 

若年性認知症の発症の頻出世代は50代前半だそうだ。

 

婚活している人間も大勢いる世代だね。

 

皆さん、他人事じゃないよ。

 

 

 

 

 

先日驚いたのだが、。。。

 

ダイエット講座の先生がダイエットに取り組む受講生の食事を診断する企画があった。。

 

朝食ということで受講生の女性の食卓に並んだものを画像で診断するのだ。

 

キノコやレタス、トマト、ヨーグルト、白米、。。。

 

こういったものが並ぶが肉や魚、卵、納豆、豆腐といったたんぱく質を供給する食材が皆無だった。

 

だが先生曰く、「とてもよくできています。痩せること間違いなしです」だってさ。。

 

ちょっとまて、。。。

 

なぜたんぱく質が欠けた食事が合格なのか?

 

朝食にタンパク質を多めに取ることはトレーニングをしている人間の間では常識だ。

 

就寝中に筋肉の分解が進むため、起床後にタンパク質を摂取するのは補給の意味でも重要なのだ。

 

 

 

まあ、いいでしょう。

 

だが二つ問題提起したい。

 

●「〇キロ痩せました!」という体重原理主義からの脱却

 

→ 体重が〇キロ痩せたからといってモテるわけでもきれいになるわけでもない

 

  体に必要な栄養素をきちんと摂取して、それに運動を加えた結果、健康で美しい体は形成される

 

●女性に健康管理を丸投げする危険性

 

→多くの男性が結婚の際、料理を相手の女性に期待している。

 

 だが、あまりにも彼女たちの多くは「栄養」に対して知識が乏しい。

 

 そういう無知蒙昧な女に栄養管理(料理)を全面委任することの恐ろしさを男性は気づくべきだ

 

 

 

それにしても、。。。

 

女性の「痩せたら幸せになれる。愛される」という思い込みはもはや病的で精神疾患の兆候すらうかがわせる。

 

そこに付け込んでガンの民間療法にも似た信ぴょう性に乏しい解決策をあたかも最高の解決策のようにちらつかせる業者もいる。

 

中世ヨーロッパの「教会の販売するお祈りグッズを買えば天国に行ける」とうたって貧しい幸福感の乏しい人たちからカネを搾取した悪徳宗教関係者に酷似している。

 

人の弱みに付け込むのはいかがなものか?

 

 

 

 

「栄養摂取」と「運動」というのは健康を管理する上での両輪であり、どちらかだけでは役不足だ。

 

さらに言うなら「栄養摂取」だって吸収効率だの自分に不足している栄養素の把握だの、より核心は多様化している。

 

そこを無視して「〇キロやせました!」などと体重という指標だけで一喜一憂すること自体、愚かしいことだ。

 

 

 

 

さて、この手のダイエットや健康管理というテーマを考える際、以下をご提案したい

 

アドバイスを求めるのは複数の専門家にする

 

●管理栄養士

●医師

●ジムのトレーナー

 

この3つから情報を取得し取り入れていく。

 

管理栄養士だけでは不安。

 

上記の朝食診断をしている方も管理栄養士だ。

 

いろいろな人の話を聞く限り、管理栄養士の話というのは盲信しないことだ。

 

 

 

医師はそれぞれ専門分野があって腸内細菌の専門家やアンチエイジングの専門家等多彩だ。

 

弊社の顧客でも健康な高齢者は医師の情報を重視している。

 

大手メディアの関連会社で富裕層向けに医師の監修のもと有益な最新情報を有料で提供しているところもあって、健康な富裕層はこういうものも取り入れている。

 

 

トレーナーはサプリに詳しい。

 

高齢になるほどサプリとの付き合い方が問われてくる。

 

実際、サプリが無いとある年齢を過ぎると体型管理は難しくなる。

 

加齢により体内の様々な物質が減少するからだ。

 

それをサプリで補う、ということ。

 

トレーニングのやり方も教えてくれるので耳を傾ける価値はある。

 

 

 

 

美しく健康な身体というのは簡単には手に入らない。

 

「簡単に手に入るモノほど簡単に失われていく」

 

60歳を過ぎてもなおステージに立ち続ける元アイドルの帝王・郷ひろみさんはこう指摘する。

 

まったくもって同感。

 

こつこつと「良い習慣」を長きにわたり積み上げることでしか、それは手に入れられないのだ。

 

 

 

 

たんぱく質はホルモンや血管、臓器を形成する原料となる物。

 

一定の量を摂取することが望ましい。

 

ダイエット目的で食べなくなると必ず人生の後半で悪影響が出てくる。

 

フレイルもそうだしね。

 

みなさん、ダイエット至上主義に陥って自身の健康を損なわないよう気を付けような。

 

 

 

 

 

追記:

 

「つらい運動なしで痩せられる」という謳い文句をたまに目にする。

 

これ、どういうからくりだろう?

 

普通の運動とバランスの良い食事の併用ということならわかる。。

 

だが運動なしで痩せる、というのは健康によくないのでは?

 

ダイエットに関係なく、運動、特に有酸素運動は健康にとても有益だ。

 

大腸がん、認知症、心疾患、。。。

 

さまざまな疾病の予防に有効なことが証明されている。

 

どんどんやろうや。

 

それにしても、。。

 

「やせれば幸せになり愛される」

「結婚すれば幸せになれる」

 

こういった人の弱みに付け込んで胡散臭いことをやる輩が目立つ。

 

前者は栄養を無視した不健康なダイエット法を謳い、後者はハイスペック男性を紹介するだの占いだのスピリチュアル系に引きずり込んでカネを巻き上げる。

 

ターゲットは決まって劣等感や孤独感を抱えた女性だ。

 

 

 

王道ってのがあるんですよ。

 

王道を進まずに詭道に迷い込むことで人はカネも時間も失っていく。

 

気を付けよう

 

*詭道(きどう)・・・・人を欺くやり方や不正な手段