~ 夜風鬼(角切り) ~
(楽美術館所蔵)
この面の制作を依頼された作者は、当初二本の角を付けた形で作り上げる。。。
すると依頼者である楽さんから「この角を切ってくれ」と要請される。。
当初は「鬼は二本の角があるもの。それをなぜ??」と困惑していたが、要請通り切ってみた。
すると写真のようなより異形の禍々しさと神々しさを兼ね備えた「鬼」が誕生した。
完成したものをあえて欠けさせて完成させるパラドックス
作者はこう語る。。
実際にこの面をまじかで見ると、角が無いことで「ストーリー」が生まれている。。。
角があると過剰な異形さを醸し出すかもしれない。。
そしてこれが大事なのだが。。。。
実はこれは古典芸能の「能」で使われる面なのだが、他の面とのバランスが角が無い方が良いのだ。
これ、婚活中の男女にもあてはまる。
特に高学歴の自称ハイスペック男女。
実際、都心の高学歴自称バリキャリ系の方に多いのだが、。。。
みなさん、より「完成度」を増すことで自分の「魅力」が上がるとお考えだ。
だが、実態は異なる。
今の状態から「何かを取り除く」ことで人としての魅力が増してくる。。。
そんな人の方が多い。。
皆さん、一生懸命自己アピールしてくる
「TOEIC何点です」
「大学院でMBAを取得しました」
「仕事も受験も勉強も頑張ってきました」
「今もお仕事大好きです」
だが、、、、そういう「完成度」を高めることは結婚には繋がらない。
むしろ、仕事関連のことを熱く語れば語る程、ご縁は遠のいていく。。
今の状態から「何かをさらに足す」のではなく「何かを取り去る」ことを考えて頂きたい。。
そうすることであなたはより「完成」に近くなっていく。。
逆説的だが、これが分かっていない人が多い。。
「完成」とはもちろん「結婚」ですよ。
余計なものをたくさん抱え込んじゃっているんですよ。
無い方がいいんです。。。そういうの。。。
「結婚できない女」 と 「自己承認欲求」 というのは密接な関係がある。
端的に言えば、自己承認欲求が過剰な女ほど結婚できない。
自己承認欲求を充足するためにさらに何かを加えてそれを「完成」に近づけようと試みる。
逆効果なんですよ、それ。。。
「取り除く」、。。。
それが無理ならせめて「隠す」
皆さんが結婚できるか否かはここにかかっているんですわ。。。