以前、韓国人の20代男性を社員として採用したことがあった。

 

きっかけはこいつの親父からの依頼。

 

仕事で知り合い仲良くなって昵懇の間柄になった50代の韓国人男性がいて、そいつが「息子をおたくの会社で叩き直してくれないか?」と頼んできたのだ。

 

理由を聞いてみた。

 

大学を出たのにプラプラして職にもつかず、我が息子ながら情けない。。。

 

ゆくゆくは会社を継いでほしいのでに日本で働く「いろは」を教えこんでくれないか、というのだ。

 

この御仁、韓国人らしい偉丈夫。

 

あの勇猛さで名を馳せる海兵隊出身で、今は東京とソウルで貿易関連の会社を経営している。

 

「自分でやればいいじゃないですか?」

 

と尋ねると、

 

「まあそうなんですが、。。。」

「すっかり日本のアニメにはまり込んじゃってまして。。。」

「今新宿の日本語学校に通ってるんです」

 

もはや自分の言うことは聞く耳を持たないと嘆く韓流お父さん。

 

相当の報酬を条件に引き受けたわけ。

 

 

 

 

事務所にやってきた彼はパッとしない20代の若者だった。

 

背も低い。自信がない。容姿もいまいち、。。。。

 

一言でいうなら「弱者男性」

 

それもあって日本のアニメにはまり込み、日本語を習得しに新宿の語学学校に入学したと見える。

 

まあ、俺流にしごかせてもらいますか。。。

 

掃除、挨拶、客先同行、書類作成、。。。。

 

「コーヒーと会社はブラックに限る」

 

これが俺の信条。

 

なので他の社員に混じっていろいろとやらせた。

 

飯も食わせる。酒も飲ませる。。。。

 

父親は酒豪でいわゆる「爆弾酒」が大好き。

 

だが息子は酒をあまり好まなかった。。。

 

 

 

 

やがて彼も打ち解け、いろいろと話すようになる。

 

この韓流男子は強い劣等感にさいなまれていた。

 

そして苛烈な韓国社会がそれをさらに強く彼に認識させていた。。。

 

 

 

 

まず身長。。。

 

165㎝の彼はそこに劣等感を抱いていた。

 

韓国では日本以上に男性は身長があって当然という風潮らしい。

 

身長原理主義とでも言えばいいのか。。。。

 

 

 

 

次に学歴。。。

 

聞いたことのない大学出身の彼は厳しい学歴社会である韓国では肩身が狭いそうだ。

 

お姉さんは一流女子大に進み、外資系企業のソウル支社に就職を決めているが彼は就活で失敗し無職。

 

すっかり自信を失い日本が生み出した「二次元のアニメ」という魔境にどっぷりと足を踏み入れている。

 

そこには自分を否定する女性も学歴社会もない。

 

言ってみれば桃源郷だ。

 

そりゃあ居心地良いわな。。。

 

 

 

 

外見にも劣等感を持っていた。

 

語学学校で好きになった女性がいて積極的にアタックしたがこっぴどく振られてしまい、それでもめげずにアタックしたら学校側から次やったら退学にすると厳命され落ち込んでいた。

 

「斧を10回入れて倒れない木は無い」

 

あの国にはこういう諺があるそうだが、それも日本では通用しなかったみたいだ。

 

しかし、踏んだり蹴ったりだな、おい。。。

 

 

 

 

 

彼を通して感じたのが韓国社会の厳しい弱肉強食の実態。

 

よく甲乙文化と言われるが、自分が甲(強い立場)で相手が乙(弱い立場)だと徹底的に見下して厳しい態度をとってくる。

 

学歴、年齢、容姿、社会的属性、。。。。

 

乙の立場の男性にとって、韓国は地獄だ。

 

 

 

 

 

翻って日本はどうか?

 

まあ、さほど変わらないと言う人もいるだろう。。。

 

しかし、大きく異なる点がある。

 

〇人口が多い

〇産業構造が多岐にわたっていて、財閥偏重といった市場構造になっていない

 

これは大きい。

 

人口が大きいだけ、内需市場も大きい。

 

その恩恵に浴する会社や従業員は少なくない。

 

韓国は人口が少ない分、内需市場がそこまで大きくない。

 

結果、パイの食い合いとなり海外に出て行かざるを得ない。

 

その国内市場だって財閥系大企業が大きな存在感と影響力を保持している。

 

起業したところで財閥系の会社の市場支配力に翻弄され、商売をたたむケースが後を絶たないと言う。

 

 

 

 

日本の弱者男性と称される低収入、低学歴、恋愛経験が乏しい方、。。。

 

ちょっと頑張れ、、、、

 

日本はまだまだチャンスをつかめる国だ。

 

今、後継者の居ない会社が廃業する流れが加速している。

 

経営自体はそこそこうまくやっている。

 

だが後継者が育たず、廃業、あるいは身売りという末路を辿らざるを得ない。

 

そういう会社に潜り込んで跡を継ぐのもいい。

 

ただし負債がどれだけあるかと言った財務状況の把握だけは必須だ。

 

 

 

 

名刺を携えてカバン一つもって社会に出て見な。。。

 

カネになる話はいくらでも転がってる。。

 

交際相手のいない妙齢の女性だって掃いて捨てるほど居る。

 

おたくら次第でいくらでも展開は期待できるぜ。。。

 

 

 

 

以前、チョークを製造する会社があってこの会社の作るチョークはあらゆる国で人気だった。

 

米国の名門大学の教授にも愛用者が多かった。

 

だがこの会社も後継者が見つからず廃業の瀬戸際に追い込まれる。

 

そこに現れたのが韓国人青年。

 

私がこの会社を継いでこの製品を今後も世の中に供給したいと社長に直訴し、彼が継いだそうだ。

 

厳しい環境の韓国から隣国の大国・日本に活路を求める。。。。

 

聞いていて何ら不思議は無い。

 

仕事も女も韓国人に取られないよう、注意が必要かもな。。。

 

 

 

 

何かにつけ弱者男性は愚痴や不満を口にする。

 

「婚活がつらい」

「国が支援してくれない」

「残業が多過ぎる」

 

バカなの?お前ら・・・・

 

俺らが若手の頃は、「24時間戦えますか?」の時代。

 

残業が多いとか少ないというレベルではない。

 

「嫌ならやめてくれ。代わりは幾らでも居る」

 

人余りの時代、会社はこういう方針だった。

 

今はいいですよ、人出不足でしょ。

 

サラリーマンはパワハラもない守られた「天国の奴隷」だからね。

 

 

 

 

うちらの新卒時の上司だって若手の頃は死ぬほど働かされた。

 

ノルマが達成できないと鉄拳制裁を受ける。

 

「海軍出身の上司と陸軍出身の上司はどちらが仕えるのに辛いか???」

 

昭和43年にとある大企業に入社した大卒新入社員は同期会でこう議論したそうだ。

 

海軍出身者は「精神注入棒」と称された定規で殴る。

 

陸軍出身者は鉄拳。

 

その違いだけだったと言う。

 

 

 

 

今の若い男性は恵まれている。

 

労働環境は格段に向上した。

 

韓国と比べて国内市場はまだ規模が在り、中小企業も力を持っていて転職先だって多い。

 

兵役も無いし、年齢による上下関係だって緩い。

 

国家指導者をSNSで揶揄したところで中国のように禁固6か月とか罰せられない。

 

泣き言や愚痴を口にしても「男のくせに情けない」とか言われない。

 

楽園かな?

 

 

 

 

まだまだいけるだろ?

 

弱者のふり、してるだけなんでしょ?

 

やる気スイッチ入れば俄然男モードに突入するんだよね。。。

 

みんな期待してますよ。。。

 

その日が来ることをね。

 

 

 

 

 

追記:

 

実は韓国の若い女性と少しの間だけ男女の関係を持った。

 

日本の有名大学の大学院に籍を置く彼女はなかなかのいい女。

 

だが付き合うにはちと苦労する。

 

「私のことが好きなら○○とXXぐらいできるでしょ?」

 

こう言って「私ファースト主義」を突き付けてくる。

 

私が好きなら万難を排して私のために行動しなさい。。。

 

こんな感じですよ。

 

それに比べれば日本の婚活女性なんて可愛いもんだよね。

 

以前駐韓国大使を務めた外務省の武藤さんという方がこう言っていた。

 

「韓国人に生まれなくてよかった」

 

同感です。

 

ストレスが半端ないから。

 

日本の弱者男性の方、日本人で良かったね。