素晴らしい男に再会。

 

亡くなった親の莫大な借金を完済し、15回目に手掛けた新規事業を成功させ、今や年収は数千万円だ。

 

数千万円クラスの年収の男など弊社の顧客では普通だ。

 

だが、これだけあらゆる困難な山を乗り越えて来た男は限られる。

 

莫大な借金。。。

 

社員の離反とライバルとの死闘

 

度重なる事業の失敗

 

病気

 

離婚や子供の死

 

幼少時の不幸な境遇 (虐待)

 

知っているだけでもこれだけある。。。。

 

 

 

 

 

俺も金融屋を長年やってきた。

 

多額の負債や社員の持ち込むトラブルで苦しむ経営者など山ほど見ている。

 

潰れる奴は潰れ、生き残る奴は手を変え品を変えしぶとく生き残る。

 

生存競争は厳しい。

 

 

 

 

 

この男、 Die hard とでも言えばいいか。。。

 

莫大な借金を背負って青息吐息になっても決して白旗を上げない。

 

事業で何度も苦杯をなめても決して腐らず落ち込まず、損切をして次に進む。

 

嘆いたり愚痴を言ったり不安におののく時間など彼には無いのだ。

 

 

 

 

 

「しかし、Kさん、おたくもしぶといよね」

 

こうぶつけてみたらこんな答えが返ってきた。

 

「まあね、戦うことでしか生きていけないから、俺は」

 

元々あることが原因で不遇な幼少時代を送ってきた。

 

父親と称する人物は何度も変わり、そのたびに嫌な思いもしてきた。。

 

彼の原動力は不遇な時代に自分を冷笑し侮蔑した人間に対する「闘争心」なのかもしれない。

 

 

 

 

 

相談所にはまともな男が居ない。

 

こんな声をよく耳にする。

 

当たり前だ。

 

相談所には「闘争心」を持った男はいない。

 

カネはある、一流大学を出ている、背は高い、。。。

 

こんなのは掃いて捨てるほど居る。

 

だが所詮は「死んだ魚の眼」を持った男たち。

 

婚活が辛いだの何かあれば愚痴を吐き泣き叫ぶ。

 

「強い男」とは対置する存在の男、とも言える。

 

 

 

 

 

 

俺たちの業界用語でパーフェクトストームという隠語がある。

 

パーフェクトストーム(perfect storm)

 

直訳すれば「完璧な嵐」

 

元々は1991年に西大西洋で大型台風が3つ同時に発生した際に数多くの船舶や人が遭難した事件をさす

 

だが現場では、「複数の悪条件を抱えた人・不動産」という意味でそれは使われる

 

「Leonちゃん、あの物件客付けしてくれない?」

「自殺者あり、近隣に暴力団事務所あり、境界未確定で隣地所有者多数なんだけど。。。」

「まいったね。。パーフェクトストームか。。。」

「まあ、そう言わず、、、ひとつよろしく」

 

こんな感じだ。

 

誰かに聞かれてもその難解な背景を察知されにくく、語感も「三重苦」と称するより響きが悪くない、。。。

 

隠語としては悪くない。

 

 

 

 

 

 

だがパーフェクトストームの物件こそ、大化けする可能性を秘めている。

 

特に「人」においてそれは顕著だ。

 

並々ならぬ闘争心が自分を苦しめる複数の試練を押し返し、それを見ていた人が救いの手を差し伸べる。。。

 

「地獄で仏」という言葉は有るんだよね。。。

 

 

 

 

相談所で「いい男がいない」とか言ってる独身女性の方へ。。。

 

おたくらどこ見て婚活してんの?

 

いるわけないだろ?

 

バカも休み休み言え。

 

同じレベルの売れ残りの男女が集まって取引される最終処分場、、。。。。

 

それが結婚相談所。

 

存在しない空想上の「いい男」とやらを探していると一生結婚できない。

 

気を付けような。