「いい選手を選ぶのではなく、いいチームを作れる選手を選んだ」

 

~ 稲葉篤紀 元プロ野球選手 東京五輪野球日本代表チーム監督 ~

 

 

 

今年はパリ五輪が開催される。

 

前回の東京五輪でわが野球日本代表チームは見事金メダルを獲得した。

 

実は我が国の野球にとってオリンピックとは屈辱の連続であり、幾度となく涙を飲まされた「鬼門」だ。

 

苦い思い出のいっぱい詰まった箱でしかない。

 

プロを引き連れて乗り込むものの、国際大会特有の重圧に屈しメダル圏外に沈んでいった「黒歴史」は消せない。

 

そんな中、東京五輪の代表監督となった稲葉篤紀監督(元ヤクルト)は、代表選手の選考に際し冒頭の考えで臨んだ。

 

「いい選手を選ぶのではない」

 

「いいチームを作れる選手を選ぶ」

 

この考えが吉とでるか凶とでるか・・・・

 

1年遅れで開催された東京五輪でそれは試された。。。

 

 

 

 

 

このチームの特徴は若い選手が多いこと。

 

20代前半の選手が多く、ベテランでも32歳が最高齢。

 

対話を重視し選手の自主性を重んじる・・・・

 

それが稲葉監督がテーマに掲げたことだ。

 

年齢による上下関係の厳しい野球というスポーツでなぜ?

 

 

 

 

 

その背景には2008年の北京五輪での惨敗がある。

 

北京の時の代表監督はHという当時60代の昔気質の御仁。

 

熱血といえば聞こえが良いが、試合になると選手に鉄拳制裁を科すことで悪名高く、現に彼が長年監督を務めたチームであるセリーグのDでは捕手のNが毎試合ベンチ裏で殴られていたことは有名だ。

 

Hはパワハラと暴力という昭和の「負の遺産」をむしろ誇りにしていたふしすらある。

 

こういう「上意下達」型の関係性が選手から溌溂さを奪い、「監督」と「金メダル獲得」の双方の重圧に屈した選手たちはミスを連発し、結局4位に終わった。。。

 

帰国後、Hは敗因を聞かれ苦々しそうに選手の責任に仕立て上げた。

 

まるで自分の責任ではないといわんばかりの口吻を今でも覚えている。

 

 

 

 

 

稲葉監督はその北京五輪に代表選手として参加していた。

 

彼はそれもあってチームの理想像を根底から見直したと思われる。

 

自主性、風通しのよさ、。。。

 

こういったことを確保し、それを選手が享受してこそ本来の力を発揮できる。。

 

稲葉さんはこんな感じだったらしい。

 

実際、試合中にある主力選手がこう打診してきた。

 

「監督。バントしていいですか?」

「監督。打たせてください」

 

稲葉監督の指示がなくても自主的に判断し最適の選択を実行できる。。。。

 

そこに北京の時の「萎縮」や「圧力」はない。

 

 

 

 

結果、見事金メダルを獲得し、その時のメンバーの多くがWBCに参加している。

 

あの優勝には伏線があったということだね。

 

いい選手を選ばず、いいチームを作れる選手を選ぶ。。。。

 

北京で苦汁を嘗めた稲葉監督の決断は優勝という最高の形で結実した。

 

 

 

 

 

どうしても我々男性は女性を「視覚」で判断してしまう。

 

美しさ、若さ、。。。。

 

こういった要素だけでその女性に最大限の評価を与えてしまう。

 

まあ、付き合うだけならいいだろう。

 

だが結婚となるとそれは趣が異なってくる。

 

なぜなら長期契約であり、求められるタスクも役割も多彩になってくるから。

 

たくさんの男が外見だけで「いい女」だと判断し、結婚に持ち込み、その後破綻していくのを見てきた。

 

彼らは一様に多くを語らず、黙って淡々と財産分与のために資産を売却していく。

 

中には自分が多額のローンを抱えて購入した家から追い出されてまるで国を追われるリア王のごとく放逐される男もいる。

 

見ていて辛いよね。

 

 

 

 

ということで、。。。

 

婚活男性の方。

 

「いい女」ではなく「いい夫婦を作れる女」を結婚では選ぶことをお奨めする。

 

「いい夫婦」とは何か・・・

 

それは人それぞれだ。

 

その答えを探すのが婚活の成功につながってくる。

 

だが外見だけで「お、。。いい女だ」と妄信して結婚に猛進すると結果は保証されない。

 

それだけはやめておこう。

 

それと、いわゆる社会的属性。

 

出身大学、職業、家柄、。。。。

 

こういった要素で「この女性はいい女性だ」と判断するのも危険だ。

 

経験の少ない男女ほど社会的属性を過剰に高く評価し信用してしまう傾向がある。

 

だが社会的属性と結婚の適性の有無やパートナーとしての相性は関係ない。

 

医師、CA、大企業社員、女医、。。。

 

こういう人と結婚して失敗した人は少なくない。

 

いわゆる「花形職業」の男女ほどそのイメージと配偶者としての相性の良し悪しや能力は異なる。

 

結婚には難しい相手と言えなくもない。

 

そこは気を付けよう。

 

 

 

 

女性はしたたかだ。

 

「外見」を偽装する手段の豊富さとそのスキルの卓越性に於いて、我々男性は遠く及ばない。

 

化粧品や補正下着等、いろいろな「武器」を駆使して自身を「いい女」に偽装してくる。

 

見かけだけで判断しないことだ。

 

結婚すれば天国に行けるわけではない。

 

適した人と結婚すれば多くの果実がもたらされるが、間違った人物と結婚したら「地獄」が待っている。

 

最悪の場合、職を失い富を失い、時間も信用も失う。

 

バージンロードの先に待っていたのは地獄だった。。。

 

そうならないよう相談所の担当者とよく話し合って頂きたい。

 

 

 

追記:

 

相談所で結婚するならお薦めは「地味だけどまともな人」

 

容姿が地味なので過小評価されているが、人間性はバランスが取れた健康な人。。。

 

これこそが相談所で探すべき人。

 

見分けるポイントは「感謝できるか」

 

感謝の言葉が多く出てくる人であれば、それは「買い」のサインだ。

 

逆に避けたいのが高齢で長年婚活している人と同じく高齢で「美人」

 

高齢とはアラフォーと考えていい。

 

長年婚活している「活動家」は要求が多く提供できる物は少ない。

 

なによりも「感謝」という概念を持ち合わせない。

 

なので常に男を査定し、自分の理想像と少しでも乖離があれば不満を隠さない。

 

感謝なんてしないし、「男は女に奉仕する役割の生き物」とさえ思っている。

 

この類の女、結婚したら万事において不満を表明する。

 

家に帰りたくなくなるよ。

 

「美人」は不倫に手を染めていたり家族にやばい人がいるなど「隠れた瑕疵」を抱えていることが珍しくない。

 

特に会社の上司と不倫している人がいて、そういうのは結婚後も隠れて関係を持ち続ける。

 

子供が生まれたら自分と似ていない。。。

 

鑑定の結果、他の男の子供だった。。なんてケースはこれ。

 

あるいは反社会勢力が親兄弟親戚にいることも。。。・

 

周囲の人は知っているから美人でも手を出さないんですわ。。

 

結婚しない「美人」というのはそもそも不自然。

 

まともな女なら男は我先に口説くからね

 

 

 

いずれにせよリスクを取ってまで抱えるにはふさわしくない。

 

婚活市場とは地雷原に他ならない。

 

結婚に過剰に憧れを抱いた結果、地雷を踏まないよう気を付けよう。

 

以上。