田尾安志
昔,プロ野球選手として中日で活躍し楽天の監督も務めた名選手。
その方がこんなことを言っていた。
「人は自分がダメだと思った瞬間から成長しなくなっていく」
監督や選手として多くの野球人を見て来た経験から感じたことだそうだ。
異論はなかろう。
だがその逆もあると言う。
他人が「あいつの実力じゃ無理だろ」と判断したとしても、向上心を持ち成長を重ねることでアッと驚くような選手になるというのだ。
その例として元オリックスの長谷川選手を挙げている。
長谷川選手は元々オリックスの4番手あたりの投手だった。
同年齢だから覚えているが、背がそれほど高くなく体の線もどちらかと言えば細い。
この選手が米国のメジャーリーグに挑戦すると聞いて田尾氏は「まあ無理だろうな」と感じたという。
制球力は在るが球にスピードが無かったからだ。
だが長谷川選手はその「下馬評」を覆すことに成功する。
トレーニングのやり方を変え、それによって球のスピードもアップする。
それもあって随分と長い間メジャーでマウンドに立って実績を積み重ねた。
足かけ9年にわたって2つの球団で500試合以上マウンドに立っている。
マリナーズ時代には救援投手としてなんと10勝を挙げたシーズンもある。
充分活躍した部類の選手と言えよう。
田尾さんの低い評価を見事覆して彼は自分の実力を示した。
そういえば大谷選手も最新の科学設備がそろった練習施設(通称ドライブライン)に通い、最新の機器を使って練習を積み重ねた結果,昨年はおととしより直球の球速が3キロほど速くなったという。
何かを変えたり新しい試みを実行することでまだまだ発展の余地は在る、ということ。
大化けする可能性は否定できない。
結婚で苦戦している婚活者の人。
皆さんの多くは失礼ながら異性からの評価は低い。
だが何かを変えて自分を成長させる気が在れば結婚自体は難しくない。
けれど「自分はこういうもんだ」とあきらめて自分を変えることをやめた時、それは叶わぬ夢と化してしまう。
売れ残りのアラフォー婚活女性見てれば分かるでしょ?
今年もまた同じことの繰り返しであの人たちは歳を取っていく。
そして出産も結婚もどんどん遠のいていく。
後は親の介護と自身の闘病生活、死ぬまでの時間潰しだけが待っている。
成長と無縁の高齢の男女に魅力を感じる人は少ない。
老いていくだけの肉の塊のどこに魅力を感じろと言うのか??
「どこを変えればいいのか」
「どうやったら成長できるか」
そのあたり、担当カウンセラーと話し合ってもらえますかね?
追伸:
実は50代になってから身長が1センチ伸びた。
これも絶えずトレーニングを積んで必要な栄養素を取っているからこそ。
男性の方、人は何歳からでも変われますよ。
諦める前にやれることはすべてやってみましょうや。