「ずっとメダルを取れなかった私たちには信用が無い」
「審判員も人間です」
「人間が採点するということはそういうことなんです」
「迷いが有れば、高い点は出さない」
~ 井村雅代 元シンクロナイズドスイミング(アーティスティックスイミング) 日本代表コーチ ~
井村雅代(いむらまさよ)
大阪に生まれ早くから水泳に親しんだこの女性はやがてシンクロナイズドスイミングという聞きなれない種目に身を投じる。
72年のミュンヘン五輪に早くも日本代表として出場。
その後教員をしながらこの競技に関わり続け、78年には日本代表コーチに就任。
84年のロス五輪ではコーチとして辣腕を振るい、日本に銅メダルをもたらすことに成功。
88年のソウル、
92年のバルセロナ、
96年のアトランタ、
2000年のシドニー、
2004年のアテネ、
とすべてメダルを獲得している。
そのスパルタ式の指導もあって人は彼女を畏敬の念を込めてこう呼ぶ。
「日本のシンクロナイズドスイミングの女帝」
シンクロナイズドスイミングの名称がアーティスティックスイミングに変わってもこの位置づけは不変だ。
そんな女帝だが、ある時期から日本のシンクロナイズドスイミング業界を離れ長期間海外チームの指導にあたる。
そして久しぶりに日本代表の現場に戻ると、そこはすっかり荒れ果てたダメな職場に成り果てていた。
長きにわたりメダルから遠ざかっていた母国の代表チームを見て彼女は愕然とする。
規律も守れず合宿所は散らかし放題・・・。
ぶよぶよの脂肪だらけの身体・・・。
挨拶すらまともにできない・・。
競技どころではない素人レベルの代表選手たちを前に、女帝は心を鬼にする。
そこから猛特訓が始まった。
冒頭の言葉は中央アジアのカザンで開催された大会で女帝が感じた危機感だ。
井村氏が日本のシンクロナイズドスイミングの現場を去ってからというものの、日本代表はメダルから遠ざかっていた。
それまでは五輪のメダルの常連国だったのが圏外、つまり4番手5番手に後退したのだ。
そんな2等国家に転落した現実を、審判のジャッジで見せつけられた。
ある選手の競技結果で、あきらかに採点が低すぎるのだ。
「おかしい・・・」
「もっと高得点なはず。」
井村氏はこう頭を悩ませたが、すぐにその理由を見抜いた。
審判から「信用」が無いのだ。
日本代表は何年も長い間メダル圏外、つまり4位5位それ以下をうろうろしているチーム。
メダル常連の上位国に対して審判が抱いている「信頼」が日本チームには感じ取れない。
だから高い点をだしずらいのだ。
彼女は悔しさで臍を噛んだそうだ。
最近、アラフォー婚活女性を叩き過ぎだ、という意見を聞いた。
「私たちは頑張ってきた」
「35歳過ぎた独身女を貶めるな」
だとさ・・・。
この人達、自分が低迷して長い間メダル圏外だったシンクロ女子日本代表チームと同じだってこと理解できていない。
社会から信用が無いんですよ。
だから高得点をもらえないわけ。
婚活というのは採点競技だ。
「芸術点(容姿の美しさ)」
「印象点(話し方や礼儀、品格の優雅さ)」
「基礎点(学歴、知性、体格、収入)」
「信頼点(誠実さ、家柄、勤務先、素行)」
「体力点(健康状態)」
・・・・・
こういった評価項目において高得点を取った人から売れていく。
高年齢で独身という人は今までメダルを取れなかった人だ。
分かりやすく言えば誰かの1番になれなかった、・・・
だから妻として選ばれず独身。
そのような「メダルの実績の無い人」を審判(男)は高い点を付けづらいのだ。
「何か人間性に問題のある人」と言う疑念を払拭できない。
そもそもメダルを取れなかったのは演技も技術も下手だからということもある。
「芸術点」も「印象点」も低い人が35歳以上の婚活者のほとんどを占める。
どんなに基礎点が高いバリキャリ女性でも全体となると「高得点」を獲得できていない。
そもそも良い高学歴女性は大学時代に売れてますよ。
周囲は将来有望な男子ばかりの環境で10代から20代前半を過ごすのなら、魅力があれば必ず誰かがアタックしてくる。
「いい女」を見逃がすほど男はバカじゃないからね。
実はこれ、女性、いや、婚活に限らずすべてにあてはまる「原理」だ。
社会には「1番以外はビリ」という認識がある。
業界1位の社員は業界4位の社員を見下す。
大手企業を辞めて起業した人を社会は冷めた目で見る。
中途入社の人間を生え抜きは穿った目で見る。
「属性」によって人はその人物を不審な目、あるいは軽蔑の眼で見るのだよ。
だからこそ、「自分には信頼が無い」という前提で他のすべての項目を満たして余りあるよう振る舞うことが賢いと言える。
学歴、
資格、
体格、外見
身に着けているもの、
立ち居振る舞い、
連絡の速さ、
知識量、・・・。
これらで一つたりとも劣るものかと徹底して自分を向上させることでしか「信頼」は得られない。
シンクロで言うなら井村氏は徹底してこのダメ日本女子代表を鍛え上げた・・・。
生活態度、食事、練習、筋トレ、・・・それこそ徹底して鬼の指導を実施した。
その結果、メダルを取ることができた。
もっともその厳しさに嫌気がさし脱落する選手や代表入りを辞退する選手も居たそうだ。
先日のサッカーでもあったが、審判が日本に不利なジャッジをすることはどの競技でも頻発する。
その原因は様々だが、日本がその分野でメダルの実績の無い弱小国であるケースは多い。
審判は自分のジャッジが批評に晒されたとき、格上に有利な判定をしておけば言い訳できる。
「だってブラジルだぜ。」
「サッカー大国ブラジルの方が正しいに決まってる。」
「日本なんて弱小。そんな国のやることは信頼できない」
こう言われれば、ぐうの音も出ない。
他にもアジア人軽視や賄賂とか先入観とかいろいろ取沙汰されるだろうが・・・。
婚活業界においてもっとも憂慮すべきことは「信頼の重要性」を仲人も恋愛コンサルタントも気づかない点にある。
それは連中が「信用を重んじない人」であることの裏返しでもある。
170㎝未満の男性に170㎝以上だと虚偽申告を求めたり、捏造に近い自己PR文章を平然と掲載したり、・・・・
この業界の人は「ウソ」に対する感覚が鈍い。
社会的にも信頼されない人だし、個人的にも距離を置きたい種類の人だからね。
「この業界に染まらないで」と俺にベテラン仲人が忠告してくれた意味はそういうことだ。
「モテる」「モテない」「肌を見せろ」「支払いはスマートに」「LINEはこうやれ」
こんな低俗なことよりも、いかに「信用」されるかが最優先の課題だ。
なぜなら結婚とは社会性を基盤にした関係性であり、官能性や情緒よりもそれが優先される。
ある程度経験を積んだ目の肥えた男ならそこは必ず見る。
結婚で失敗した人が周囲に必ずいるからね。
「恋愛コンサルタント」は信頼の重要性が理解できないのだ。
まあ、バカだしブスだしまともな職歴も無いから無理もないけどね。
高齢独身女性の多くはダメな女のくせに男には過剰な要求を平然と突きつける。
だから結婚できない。
自分には甘く他人には厳しく・・。
だからおたくら嫌われ者なんだよ。