可愛って | SHINO LEONOR KAMEDA

SHINO LEONOR KAMEDA

by かめだしの

$SHINO LEONOR KAMEDA
赤ちゃん続きですが、

あまりにも無垢で真っ白な赤ちゃんに、
大人達は、諸手を上げて降伏です。
柔らかくて、弱くて、細い呼吸をして、
ちゃんと見てないと、心配で仕方がない。
とにかく「可愛い」

たくさんの愛情に包まれて、
どうかこの子が幸せになりますように、と
無垢な赤ちゃんのしあわせな未来を見守っています。

私も例にもれず、勿論
可愛い妹の、可愛い赤ちゃんが、
すくすく幸せに笑いながら大きく育つことを、
未来の姿を目の前に浮かべてにやにやと見つめてしまいます。

と、同時に、
私もきっと両親にこうして愛されたんだという実感がドンとわきました。

どんな人も皆、スタートはこの真っ白で無垢な
みんなに愛される小さな命でした。
両親に絶対の幸せを祈られて、見守られた無垢な魂。

なのに大人になると、
人のことを悪く言ってしまったり、
この人は好きじゃないと思ったり、
他人にいらっとしたり、

考えたこともなかったけど、
そんないらっとするような相手もみんな、
はじめはこの無垢な魂で、みんなに幸せを祈られていたんだと思ったら、
そんな子供が大人になったとき人に嫌われたりいじめられたりするなんて、
両親はどんなに悲しいだろうと、
ひとりで勝手に強いショックを受けました。

「可愛い」という言葉は、
愛すことが可という意味でしょうか?
可愛い人というのは、
愛されるべき人ということだとしたら、
赤ちゃんはもちろん可愛い。
でも、人はすべて愛されるべき存在なのだと思い直しました。

色んな環境の中、色んな事情があって、
大人になるにつれて、少しずつ汚れてしまったり、
くさくなったり、ずるくなったり、意地悪になったとしても、
そのコアはすべて、あの真っ白で無垢な魂なんだと思うと、
誰のことも悪く言ったりしてはいけないと、
偽善じゃなくて、思ってしまったのです。