私はちょっとカッコつけた文章をときどき作りたくなる衝動にかられます。
なにか映画を観て感動したり、
ドキュメンタリーに心打たれたり、
不意なことで心が熱くなったりして、
思い立ったら突然、
熱いメールを送ってみたりします。
さぞ受け取った人も困ることでしょう。
ところが、
そんなこっぱずかしくなる様な、
これでもか、なメールを送っては、
母からは逆に衝撃のノックアウトを食らうことになります。
いつだったか、母に、
まだまだ親孝行ができなくてごめんね、と。
しおらしいメールをした時、
私としては言葉だけでも伝えたら喜んでもらえるかという打算が、
そこには隠れているのですが、
母からは何の疑いも曇りもない、
そして計算する時間もない間で、
いいえ、子どもは生まれてから三歳頃までに、
あまりにも可愛くて、
一生分の親孝行をしてくれるから、
その先何にもくれなくても充分なのよ。
という、衝撃のメールが返ってくるのです。
no計算
no点稼ぎ
私とは比べものにならない澄み切った心。
母の圧勝です。
こんなことが一年に何度もあって、
母の愛の深さに、
泣かせようと企んでいた私は、
逆にいつも号泣させられるのです。
