「あんた、安心パックに入ってなくて大丈夫かよ?」
同年代ぐらいの教官が1時間目の担当だったが、第一声がこれだった。
30年近く前とは言え、若いころに5年も毎日中型バイクに乗っていたのだから、
絶対に大丈夫だ、と自分では思っていたのだ。
1時間目はまず古いCB750を横たえ、それを起こす練習、
そして、センタースタンドの立て方を教わりながら、
(そんなことは知っていると思いながら・・・)
やっと、教習車に乗車する事となった。
教習車はNC750。
なんとなく、ライトのデザインが変だと思いながら、
久しぶりにバイクにまたがると、やけにタンクが大きく思えた。
それは、NC750の場合、タンクではなく物入で、
スーパーで買った買い物袋がそのまま入るとか、
ヘルメットがそのまま入る、などの便利な空間らしい。
20分ほど外周を回ったり、急制動をやったり、8の字をやったり、
低速走行をして、この日は終了。
無事、ハンコがもらえた。
この日はそれが当然と思っていたのだが・・・。
至難はこれからであった。