久しぶりにブログを更新すると、
不思議なことにポルコとの関係も動く。

っていう気がするだけ?

最近は毎晩ポルコがメールをくれて
何度がやりとりしてるうちに寝てしまうことが多くて
なかなかブログを書く時間がなかった。

幸せなことだね。

昨日もいつもと同じように
仕事が終わったポルコからメールが来た。

4月から本社勤務になった私達は
独特のしきたりに打ちのめされることがままあって、
同じ環境にあるお互いが良き話し相手だった。

「こういう世界に限界を感じちゃうな。
3月で辞めとけば良かったと後悔するぐらい。
ちょっとジーナにぎゅってしてもらいたいよ」

何度も資料の書き直しをさせられたポルコは
お疲れ気味のようだった。

「遅くまで頑張ってたんだね。
ぎゅーってしてあげたいよ。
なんだか小さい世界で張り合ったり
駆け引きし合ったりに労力を費やしてるけど、
結局なにも生み出してないもんね」

ポルコとは少し状況が違うのだけど、
私も不毛なお仕事に疲れた一日を送ってた。

「ジーナにしかこんな話できないな。
本社での仕事って予想以上に馴染めないよ。
木曜の夜、癒してね。ホント大好きだよ」

今週唯一会える木曜日。

私は職場の飲み会なんだけど、
ポルコが迎えに来てくれることになっていた。

ちょっとだけでも会いたいからって言ってたのに、
いつの間にか要望が大きくなってる(笑)

「木曜日、ゴロゴロしようね」なんて、
さては送り届けたあとも居座るつもりだな?

車の中で、ベッドの上で、
並んでゴロゴロしながら
沢山のアイデアを話し合ってきた。

「ジーナは10個のうち1、2個いい事を言う」
っていつものようにポルコがからかう前に
自分から先手を打ってみた。

「打率はなかなか上がらないけど、
生涯通算打数で勝負するよ」

『生涯』という言葉を使ったのは
私から仕掛けた暗号。

「二人で人生を切り開いて行こう。
ジーナとならやれるはず。
ジーナと出会えたことにホントに感謝してるよ。
縁ってやつなのかな。
ちょっと出会うのが遅かったけど、
運命なんだろうね。
ラブラブになれたのもね」

私の暗号をポルコはちゃんと読み解いてくれた。

今のポルコに言える精一杯の言葉に
胸が締め付けられて涙が溢れた。

「うれしくて泣けちゃった。
私たちが出逢ったタイミングだったから、
ここまで分かり合えたしラブラブになれたのかも。
ポルコが好きになってくれた時、
無理して逃げ出さなくて良かったって思えるよ」

あの時、ここまで来れるなんて本当に思わなかった。

今まで付き合った女の子には
すぐに「結婚して」って言ってたポルコ。

私は言われたことがなかった。

でもそれは当然のことだし、
言わないことがかえって誠実に感じられた。

それまでポルコがしてきた恋愛と
私がしてきた恋愛がなければ
同じ出会い方をしていても違う結果になってたと思う。

ポルコはまた簡単に「結婚して」って言ってただろうし、
私はその誠実さを信じきれなかったんじゃないかな。

「ジーナはもともと縁を大事にするタイプだもんな。
プライベートでも仕事でも
絶対にジーナを離さないから覚悟してね」

ポルコの決意が感じられるメール。

ねえ、それって遠回しのプロポーズ?
Is it a roundabout proposal of marriage?

今まで、「絶対に離さない」って言われた女性は
きっといなかったんだろうね。

「マルコさんにお供します」

ポルコじゃなくて、本名を書いてみた。
私なりの決意を表すために、少しあらたまって。

いつものメールのやりとりだったけど、
未来から見たら、昨日は何かの記念日になるのかな。

記念日の意味は未来に決まるもので、
プロポーズも受け手の解釈次第なのかもね。
別れ話をしたあと
前よりもっと愛されてる気がする。

「会いたい」が「すっごく会いたい」に変わったり、
実際に突然会いに来てくれたり。

ベッドに寝転びながら
ふと『獅子座』の本を手にとって、
私についてもっと知ろうとしたり。

『獅子座の心のあたたかさと誠実さは、
まるで太陽のようです』

その言葉を声に出して読んでから
私のことをギュッと抱きしめて
「ホントに太陽みたいだよ」って言ったり。

大の付く英語嫌いなのに
「愛してるより『もっと愛してる』って英語で何て言うの?」
なんてメールで聞いてきたり。

京都育ちのポルコから
「関西弁だと『めっちゃ愛してる』かな」
とメールが届いた。

高知生まれの私は
「土佐弁なら『ジーナはポルコにぞっこん惚れちょります』かな」
と返信した。

そしたら
「おりょうってジーナみたいな感じだったかもね。
愛に溢れてるよ。
いつかジーナと桂ヶ浜を歩きたいなぁ」
だって。

嬉しい褒め言葉、ベスト3入り。

「あ、その前に花見に行こう。
初詣でも花火も行けずじまいだもんなぁ」

実現せずじまいだった約束たちが
ふいにポルコのメールに再登場。

忘れてたわけじゃなかったんだね。

いいんだ、それだけで。
十分だよ。

ぞっこん惚れちょりますき。
Because I'm head-over-heals in love.

昨日、ポルコと会う約束をしてたけど、
お互い新しい職場の慣れない仕事に手間取って、
古巣の職場での後始末にも時間を取られて、
ようやく帰路に着いたのが11時過ぎだった。

牛丼屋さんでさっさか晩ご飯を食べてから、
またポルコの車で座席を倒してお話しした。

やっぱりこの会社は向いてない
っていう思いを強くしたらしいポルコは、
「この一年が転機だなー」と一人ごちてた。

仕事の話だと思って相槌を打ってたら、
「いずれジーナにも話さなきゃいけないこともある」
っていう言葉が聞こえてきた。

そして
「何の話だと思う?」
と、私に質問を投げかけた。

何の話か、なんとなく分かった。

でも、それを口にするのが躊躇われて、
私はポルコの胸から顔を上げられなかった。

ポルコがそんな話をし始めた心理を考えてみたら、
一つのことを思い当たった。

「私が別れ話をしたから?」

真意を確かめたくて、
私はようやく顔を上げた。

「ううん、それは関係ないよ」
と、ポルコはすぐに否定した。

それから、しばらく考える間があって、
「要は、俺が追い出されるかもしれないってこと」
と、少し苦笑いしながら言った。

思いもよらない言葉に
うまく驚けなかった。

「最近帰りが遅いから?」なんて、
少しズレた質問しか出てこなかった。

「いや、何かしたってわけじゃなくて
何にもしないのが良くないらしい」

私にはうまく掴めなかった。

それは願っちゃいけないことだと排除してきたし、
私の想像力はどうしたら別れられるか占領されてた。

ポルコは、私の反応を待ってるようだった。

だけど、浮かんでくるのは的外れの質問ばかりで、
私はそれらを聞いたり飲み込んだりした。

ポルコは
「まだジーナに話してないこともあるし、
いろいろあってこじれるかもしれないけど、
また話せるようになったら話すから」
と言って会話を終えた。

別れ話をした時みたいに
なんだか夢の中を漂ってるようなまま
私はポルコの車を降りてアパートに帰った。

部屋に戻ってしばらくすると
ポルコからメールが届いた。

「今日は変な話してゴメンね。
可能性ってことなので
今時点で話すべきか迷ったけど
思いきって話しました。
今度、ジーナがどう思ったか聞かせてね」

・・・私は、どう思ったんだろう。

考えてもよく分からなかった。

ポルコは、私が原因じゃないと言ってた。

土曜日に突然そんな話が降ってきて、
あとは成り行きに任せるつもりだ、とも。

私に関係なく結論が導き出されるのであれば、
私はその結論を尊重するだけだ。

私はポルコが好きで、一緒にいると幸せ
という気持ちはポルコの結論に関係なく変わらない。

それだけで十分なのかもしれない。

そこまで考えて、
ポルコに返信を書いた。

「今日は話してくれてありがとう。
私のことは考えずに、ポルコの家族にとって
一番いい道を時間をかけて選んでね。
私も流れに身を任せることにします」

今の私に言えることはそれだけだった。
That is all I can say.

4月1日の初出勤日。


今日からポルコと別々の部屋で働くのかと思うと

少し不安な気持ちになった。


ポルコはいつも私のことを気にかけてくれてて、

私が突然のクレーム対応にあたふたしていると

「何か困ってる?」とメールをくれたりした。


しかも新しい職場にはオオサワさんがいる。


姿が見えたり声が聞こえたりするたびに

やっぱり平常心ではいられなくなると思う。


はぁ、小学一年生みたいな気分。


そう思いながら会社のエントランスへ向かってたら

向こうから見慣れた姿が近づいてくるのが見えた。


ポルコだ!


見慣れてない背広&ネクタイ姿だったけど。


いつもは遅刻常習犯のポルコだけど

さずがに初日は早起き頑張ったみたい。


初日の出勤時間に出くわすなんて

すごいタイミングだなぁ。


前の職場での3年間は

1回あったかなかったかぐらいなのに。


でも、おかげで少し緊張が解けた。


お互いの職場を行き来する約束をして、

「またね」と言い合って手を振った。


8:30に始業のチャイムが鳴って

何十分も経たないうちに

ポルコからメールが届いた。


「どんな感じですか?

ジーナの顔を見に行きたくてウズウズしちゃう」


落ち着かないポルコの様子が伝わってくる。


今までは、

ちょっと手を休めて顔を上げれば、

そこに相手の姿があったからね。


特に会話を交わさなくても

そこに居てくれるっていうだけで

一日を頑張る支えになってたんだ。


私もポルコに会いたくなって、

そうだ、お昼を一緒に食べに行こう!

と思いついた。


「他の人に誘われてなかったら

お昼一緒に食べに行かない?」

と返信メールに書き加えた。


ポルコからはすぐに

「いいよ。一緒に食べよう」

って返事が来た。


会社の近くにあるうどん屋さんへ歩いて行って、

まだ時間があったからポルコの車で駐車場を離れて、

こっそりチューして帰って来た。


「まさに午後からのやる気注入だな」

ってポルコが真面目な顔で言うのが可笑しかった。


またそれぞれの職場に戻って

午後からの仕事をこなして

終業のチャイムが鳴った時、

またポルコからメールが届いた。


「今日ちょっと会えない?」


なんだかポルコがすごく弱ってるような気がした。

大変だ、会ってあげないと!と思った。


結局、朝も昼も夜も一緒に過ごした私達。


いままで毎日顔が見れてた反動かな?

別々の職場なのが、思った以上にストレスみたい(笑)


待ち合わせした場所でも

二人ともすごく疲れてぐったりしてた。


「新しい環境だから無意識に体が緊張してるのかなぁ」


私がそう言うと、

「オオサワくんの姿が見えるたびに

体がイ~ってなるからじゃない?」

って、ポルコがからかってきた。


でも、それは心配してたよりも大丈夫だったかも。


「オオサワくん、うちの課にも来たよ。

俺が意外にイ~ってなった。

ちきしょー、なんで俺がなるんだよ」


ポルコのほうが悔しそうだった。


私には

「俺なんか地雷4つぐらいあるよ。

1つなんて大したことないさ」

って、言ってたのにね。

He has four land mines detected while I have one.


オオサワさんはハマダさんと仲良しだから

これからもポルコの課によく現れるだろうなぁ。


私のせいで居心地悪くさせちゃってごめんね。


でも、私は苦しいのが自分だけじゃなくなって

ちょっと嬉しいよ(笑)


別れ話をした日。

めちゃくちゃ泣いた。

泣きながら1時過ぎまで話した。


翌日、目がぱんぱんに腫れてた。


折しも仕事は年度末の多忙期で、

異動するための準備もしなきゃいけなくて

さらに職場の引っ越し作業まで重なってた。


その日から二人とも

毎日残業が続いた。


それでも毎晩二人で会った。


仕事が終わって、

一緒にご飯を食べて、

車の中でおしゃべりした。


助手席でくっついて寝ころびながら。


おかげで毎日寝不足だったけど、

とっても幸せが満ちてた。


今まで以上にいろんなことを話せるようになった。


別れ話をした時に

ずっと言えなかったことを全部言えたから

私はポルコにもっと理解してもらえた喜びがあって、

ポルコは私をもっと理解できた喜びがあったのだと思う。


一番の変化は

オオサワさんのことを話せるようになったこと。


話すだけじゃなくネタにして笑い合ってるぐらい。


今までは

ポルコの前で彼の話は出せなかった。


でも4月から、

私がオオサワさんと同じ職場になって、

ポルコがハマダ さんと同じ職場になる。


私が今オオサワさんのことをどう思っているか、

どんなことを不安や憂鬱に思ってるのか、

オープンに話せるだけですごく楽になる。


私には、ポルコが一番の味方だから。


「答え」は保留どころか

なんだか余計に愛を深まった気がするけど

しばらくはこんな感じなのかな。


私、男の人とこれだけ長く深く関わったのが初めてだから

別れる時もどう終わらせていいのか分からない。


一回言ったら、はい終わり。

なんて簡単なものじゃないんだよね。


今までは一方的に終わりを告げるか

一方的に終わりを告げられるかばかりだったからなぁ。


終わらせたいのかどうかももう分からなくなっちゃってるけど。


anan的 に言うと、

私はまだポルコとの「縁」を終えていないのかも。


あの夜、ポルコは

「ジーナとは一緒になれる気がする」

と言ってた。


まずはその言葉について

考えるところから始めようかな。


ポルコはなんでそう思うの?

私もそう思う?

そうなってほしいと思う?

そうなったほうがいいと思う?


まだまだ宿題がいっぱい。

I still have a lot of homework to do.