遅れてやってきたブーム
鬼滅の刃が流行り出した頃、日本人も多いシカゴ郊外でもじわじわその波がきた。
何人かの友人は
「面白いけど 結構残虐なシーンがあるよ」
「うちの子は怖くて観れなくなった」
やら その時は あまり グッとこなかったので スルー。
三姉妹、特に上二人は 学校でも聞いてくるのか、興味津々。
「観たいなぁー」
と言ってきたが
「あかん、人殺しがテーマや、怖い怖い 夜鬼が来る」
と 親の権限を大いに利用し 禁じた。
昨年、無限列車の映画がこちらでも上映された。
今度は「感動した」との声を たくさん聞き 私も興味を持ち始めた。
お友達が 全巻あるというので お借りして読み始めることに、、睡眠時間を割いて二日で読み干してしまった。面白すぎてどうにも止まらなかった。8巻では涙があふれ出た。
あんなに 理不尽な理由で 三姉妹に禁じていた母であったが
「ちょっと、あんたら こういう素晴らしい本を読まないとあかん 人様のだから 汚さず読みなさい」
と 悪代官並みの手のひら返し。
しかし 残念な日本語レベル、なんとなくは絵を見て わかった感はあるが 現実は ぼんやりレベル。
特に 蛇柱伊黒さんの過去シーンは 理解に苦しんでいた。
「だから、ベースメントで プリズンみたいな場所に キープされていたんや」(地下牢の説明)
と、ルー大柴さんの弟子みたいな文脈で 母も三姉妹に説明。
日本の〜時代(大正昭和、、)もわかっていないので 日本の背景が掴みにくいのだろう。
ありがたいことにNetflixでシーズン1を見つけ 三姉妹は よりよく理解が深まった。
スクリーンタイムを設けているのだが 母もどハマりしているので
「今日だけ特別に もう一話だけ観ようか」
と 溺れる母と三姉妹。
夫も 始めは一緒に観ていたが そこまでわからず、何回も 止めて
「どういう意味? 訳して、」
としつこかったので 叱責し 追放の刑。
去年の誕生日プレゼントは 三姉妹 オール鬼滅グッツで まだ好きではあるが 『女心と秋の空』のように 新しい漫画にもうつつをぬかしている。
母だけが 高い送料かけて 全巻揃えた鬼滅を 今だに 何十回も読み 泣いている。
今夜も 煉獄さんと天元様の夢を見たい。
お母さんだって楽しみが必要。
脳内の『秘密の花園』は誰にも侵すことはできない。
どうしても 学校行事ハロウィンで鬼滅の服が着たいというので 一から手作りした。
子供服で大体の型紙を作る、、お母さんは家庭科2だったよ、、。
アイロンでくっつくシートに これまたクリカットで頑張る。
なかなか悪戦苦闘した、、。
母、頑張りました!!
しかし 当日 雨でパレード中止、、。
人生って時に辛し。
子供の携帯電話事情2〜立ちあがる勇気〜
昨夜、長女が
「おかん、中学校のグループチャットで また意地悪な子がいる。私の身長のこと からかうねん」
と言ってきた。
八月から始まる中学生活。
そこには 色んな小学校からの生徒もやってくる。 誰が設立したか知らないが 知らない子も一緒ごたな『新中学生』グループチャットがある。
長女は学年一小柄。
全く持って母と同じ道のり。夫は180センチ身長があるが私は150ギリギリ。
見事に母の遺伝子を引き継いでしまった長女。
チャットの中で
「身長どれくらいあるのー」の話題になり 長女は
「私小さくて このくらい」
と 書いたらしい。
一人の少女が えらい喰らいついてきて
「信じられなーい」
やら
幼い子が好きなゲーム名を出してきて
「そんな小さかったら まだそのゲーム好きだよねー絶対」
とまぁよくそんな意地悪が言えるものだと感心するほど からかう。
長女は そこまで気にしていないが 気分のいいものではない。
しかし あえて攻撃返しせずに
「私 ゲームしないからよくわからん」
と大人の対応をしたよう。
他の子供たちは
「謝れ」
「なんでそんな意地悪なんだ」
やら 知ってる子、知らない子 含め 皆 長女を庇ってくれた。
紳助兄さんの言葉をお借りすれば 素敵やん だ。
長女は 一番初めに 意地悪少女に 悔い改めよ と諭してくれた女の子に 感謝と 学校始まれば お友達になろう と個人メーツセージを送った。
一番に庇ってくれた女の子の返信は 母も驚くような真実が隠されていた。
『お友達になりたい と言ってくれてありがとう、実は 小学生の時 自分の容姿のことでいじめられ 転校したことがあります。なので 中学校に行くのは少し不安です。でも 私のような思いをしてる子がいるのに 黙っているのはいけないと よくわかっています。声を上げなければいけません。
中学校で会えることを楽しみにしています』
いつも だらだらしている長女も このメッセージに心打たれたのか 何か真剣な眼差しだった。
大きくなればいろんな問題は出てくるであろう。
アメリカのティーンは なんだか 凄そうな印象がある。
小学校からのお友達もたくさん同じ中学に行くので さほど 神経質にはなっていない長女、どちらかといえば 新生活にワクワクしている。
「まぁ意地悪な子は どこでもいるもんね、悪いことされたら 先生やおかんに チクるから大丈夫」
と 頼もしいことは言っている。
(母は 意地悪チャットした子を見つけたら膝カックンしてやりたいと思うが、、)
ちょっとティーンの世界の洗礼を受けた気分でもあるが 勉強はまぁほどほどでいいから 新生活 思いっきり楽しんでほしい。
庇ってくれた子も 今度は 素晴らしい出来事がたくさんあればいいな と願う。
次女の世界
生後 6ヵ月あたりまでは母体からの免疫、母乳であまり風邪ひかないとあるが
次女には全く当てはまらなかった。
生後2ヵ月あたりから じわじわ体調を崩し 月に一回は風邪、次女は 体調が悪くなりだすと嘔吐を伴うので また後処理がえらいことであった。
成長と共に 身体も強くなってきた。 (未だに嘔吐は健在。)
そんな彼女、 容姿は 姉妹中では一番夫似、 性質は母に似てしまい 変なところ 心配性。内弁慶だ。
今でこそ 私は 頭のおかしい陽気な大人であるが 子供の頃 よく学校を休んだ。
登校前になると 頭やお腹が痛くなるのだ。そっくり。
一年生の頃、少し意地悪い女の子にターゲットにされ 『やめて』とも強く言い切れない次女は ある日感情が爆発。
校長先生まで出てくるほどの悲鳴に似た叫び泣き声をあげた。
在校のソーシャルワーカーから 次女が パニックになっていると 電話があった。
その後 コロコロ騒ぎでリモートに。
次女は 学校に行かなくてラッキーと喜んでいた。ある意味 いいブレークができたと思う。
新学期が始める前に担任の先生から お手紙がくる。
ライングループで うちの子はこの先生、 だの会話が繰り広げられ 誰とクラスが一緒か判明する。
去年は ほぼ次女お友達が 別のクラスで
「学校行きたくない」
とめそめそしていたものだ。
一人でいることも多かった八月九月だが 徐々に新しいお友達もでき なんとか楽しい三年生が終わった。
今年度はどうなるか。
次女は 物語を創造するのが大好きだ。
神経質さがよくわかる 細か〜い字で ぎっしり書いて 見て〜と万遍の笑顔で持ってくる。
老眼期に突入している母には 困難な作業だが そこは親としてしっかり 時間をかけて拝読する。
次女部屋 棚にも 小さな小物やぬいぐるみが飾られ 「次女の世界」が存在する。
ちょっと気分がしんどい時は その世界に入り 解決の糸口や癒しを求め始めているようだ。
新しい一歩踏み出すことに大変なエネルギーを要する次女。
数年前から この世の仕組みや全体に疑問を持っている母なので(夫には陰謀論者と言われている、、) 絶対に学校に行かさなくては
とは全く思わない。
一人一人持っている『子供の可能性』を台無しにしてしまうシステムなら 願い下げだ。
もし 学校とは違う別の選択をしたのなら それでよし。
将来は 漫画家志望の次女。
今年の誕生日プレゼントは ちょっといいペンやノートをあげたい。
夫よ、来週も馬車馬のように働いておくれ。




