通い猫オリビア〜愛人のように〜 | 犬と猫と三姉妹

通い猫オリビア〜愛人のように〜

数年前、うちのデッキの下で赤ちゃんを産んでからが縁で オリビア(娘命名)という通い猫が いる。

 

初めの方こそ 警戒心が半端なかったが ここ一年あたりは ドアあたりにご飯をおいても 普通に食べてくれて おまけに身体に触れることもできる。

 

気分の乗ってる時?は ちょっとドアを開けておくと 2分くらいではあるが 室内に入り 色々興味深そうに物色している。

可愛すぎて 心臓がキュンキュンなる、救心がいる。

 

できれば 二匹いる猫娘たち同様に正式に室内で家族として生きていきたいが なかなか難しい。

 

オリビアは (猫娘たちを譲渡させて頂いた)保護活動グループさんに 相談して 可哀想ではあるが トラップをし捕まえ去勢をした。

生殖機能を人間の勝手で奪うのは 如何なものかとも思うが 野良として生きるオリビアが 春秋毎回赤ちゃんを産み 育てていくには過酷なことだとも思う。

現にデッキの下から 赤ちゃんは消えていた。

 

いつまでも 正解 が見えない。

 

長らく保護活動されている方は

「オリビアは 野良として何年も生きている、室内に急に閉じ込めるとストレスかかる場合あるし 先住猫と折り合いがいつまでも悪い子もいるので 好きなように往き来させてる現状がいいのではないか」

と言われた。

 

ここシカゴは冬が地獄と化し マイナス20度あたりになる日もある。

一応 断熱材や毛布で簡易的な住まいはあるが 完璧に寒さは防げない。

 

それでも そんな住まいでも文句言わず  寝床から顔を出し ご飯を頬張る姿を見ると 自分の無力さ、 オリビアへの愛しさのごちゃまぜ感情が脳内で暴れ出す。

 

幸いにも近所の方々は 大抵野良猫たちに フレンドリー。ガリガリ猫を見たことがない。食べ物は頂いてるようだ。

 

完全なる信頼はないであろう、それでも うちに通ってくれご飯を食べ  身体を撫で撫でさせてくれる。

ほんの少しでも 過酷な外の世界で生きるオリビアの助けになっていればいいな。

 

春のお昼寝は最高