
マーラー:交響曲第1番 ニ長調 「巨人」
シカゴ交響楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1981年2月 シカゴ
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CSO金管黄金時代特集第3弾は、首席客演指揮者であった、アバドとの「巨人」です。
アバドはショルティとはタイプの異なる指揮者ですが、同時代に客演として招かれていました。
前々回がライナー、前回がショルティを聴き、今回はアバド…
曲が始まると、今までと全然サウンドが違うのに驚きました。
ショルティのメタリックなサウンドとは違い、繊細で美しいサウンド。
やはり、指揮者が違うだけで、ここまで違うのですね。
しかし、1楽章終わり2分でみせてくれましたよ。
「黄金金管」の実力を!!
ハーセスの音は最強ですね!!
2楽章
本来のアメンリカン・ゴージャスサウンドに戻ったような気がしました。ここでも全盛期の金管は大活躍ですが、少しあっさりとした感じを受けました。
3楽章
フランス民謡「フレール・ジャック」を短調にしたものの主題からはじまります。
妙にあっさりしている感じを受けました。
皮肉でしょうか?
アバドは何を言いたいのでしょう?
誰か教えて下さい!
考えすぎだろうか…
不気味な笑みのようなものを感じました。
4楽章
人間味を感じさせるような温厚な演奏でした。
悲しみ、怒り、愛、愁い、人間の持つ普遍的な感情のようなものを感じました。
そして、感動のクライマックスです。
「人は苦しみを乗り越えることで成長し、勝利を手にする」
そんなような気持ちにさせられました。
CSOがグルーウ゛していました。
感動のあまり涙が出そうになりました。
ありがとう!アバド!
考えすぎかもしれませんが、とても強いメッセージ性を持っている演奏のような気がしました。
きっとアバドは、「巨人」を研究し尽くし、このような演奏に辿り着いたのだと思います。
この曲はとても難しい曲ですね。
自分が大人になって、もっと曲について勉強して、このCDをまた聴いたときに、新たなインスピレーションが得られると思えてならない演奏でした。
そして、アバドが素晴らしい指揮者だと再認識させられた1枚でした。