
譚盾
交響曲1997「天、地、人」
1 平和の歌・序曲
第1楽章
2 天
3 ドラゴン・ダンス
4 フェニックス
5 ジュビレーション
6 テンプル・ストリートのオペラ
第2楽章
7 地
8 水
9 火
10 金属
第3楽章
11 人
12 子守歌
13 平和の歌(李白の詩に基づく)
チェロ:ヨーヨー・マ
指揮:譚盾(タン・ドゥン)
中国古代編鐘アンサンブル
葉氏児童合唱団
香港フィルハーモニー管弦楽団
録音:1997年
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地球は周期的にその秘められた財宝を明らかにする。1978年夏、湖北省のある貴族の墓を発掘したところ、65個の青銅製の鐘が発見された。それは「編鐘」と呼ばれる儀式・祭典用の鐘で、紀元前433年に埋められたものだった。香港の中国返還を記念して中国政府から委嘱を受けて作曲されたタン・ドゥンの「交響曲1997」は、伝説の鐘「編鐘」を楽器として使った劇的モンタージュ作品であり、人類歴史をパノラマ的に捉え、人間精神の憧れを描いている。
(CD解説より)
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こんにちは!
現代音楽大好きconductorです(笑)
以前から気になっていた、このCDをとうとう手にいれました(*^□^*)
ヨーヨー・マのチェロと香港の子供たちの合唱・管弦楽、そして、2400年前の伝説の「編鐘」が一体化した、中国的かつ壮大なスケールの交響曲です!!
あらゆるものに過去と未来があり…
香港の子供たち(未来)と編鐘(過去)が語り手であるチェロによって結ばれる。
作曲者タン・ドゥンは
この子供たちの声は未来を歌っているように聞こえる。編鐘の音を聴くと、過去の歌を歌っているように感じる。たぶん本当は過去も未来も同じものなのだろう。すべては循環するのだ。
と述べています。
過去と未来との対話のような部分は、語り手であるヨーヨー・マの素晴らしい演奏が聴けます★☆
いやー
素晴らしいですよ!
交響曲1997「天・地・人」
1曲1曲の個性も楽しめますし…
映画音楽やイージー・リスニングの要素も取り入れてるので、とても聴きやすいです(*^-^)/
1楽章 天
人類の歴史において戦争と平和が繰り返されたことが想起される。
憧れと祈りを表す発声が生命の充溢を表現している。
ドラゴン・ダンスは竜が、フェニックスでは官能的な鳳凰が舞っているようでした。
2楽章 地
地球の変化は持続的であるということが、ヨーヨー・マの巧みなチェロから伝わってくる楽章です。
また、自然の構成要素を音楽で表しています。
3楽章 人
戦争-特に阿片戦争と第二次世界大戦で戦い、辛酸をなめた人々に捧げられた楽章です。
「子守歌」では悲観に暮れた両親が子供に歌いかける様子を表現しています。
僕は、この楽章から人は昔から争いを繰り返し、それはずっと続いてきた…
争いとは、人を苦しめるだけであり。
そのような印象を受けました。
そして、最後に「平和の歌」(李白の詩に基づく)です。
喜びに満ちた旋律が高らかに歌われますが、戦争はほど遠いものではありません。子供たちの声が未来を見つめています。李白に通じる精神やシラーによる「歓喜に寄す」の歌詞をも連想させるクライマックスの賛歌は、永続的で調和に満ちた世界の秩序の中でひとつに結ばれた自然と魂を歌う。
本当に素晴らしかったです♪
世界が一つに、平和になることを祈り、この文章を終わらせてもらいます(=^-^=)