いま、本屋さんにいくと、
一番目立つところに、先日アウトプットした
「お金2.0」と「日本再興戦略」が並んでます。
どちらもこれからの日本の経済を予想しており、
根っこは同じことを書いているなと。
ただ、本書は「お金2.0」と比べ著者(落合陽一氏)の主観が強い印象。
タイトルが凄いですよね。日本を再興する戦略!
しかも著者の年齢は30歳。(ちなみにお金の佐藤氏は32歳)
坂本龍馬や、吉田松陰も享年30歳前後ですが、
日本の年功序列の文化は古く、想いが強い人が主体的に世の中に貢献し、変革している時代になっていると感じます。
まず、目次が
第一章:欧米とは何か
第二章:日本とは何か
から始まる。
「欧米とは何か」ですよ?
昔流行った、タカアンドトシの『欧米か!』を思い出すけど(笑)
そもそも本って、最後まで読んでもらうために、基本的には第一章に筆者の一番の想いが詰められていると思う。
筆者は日本人がよく使う「欧米」という言葉に違和感を感じている。
そもそも欧州と米国の全く異なる国を一括りにしている時点で大きな間違いであり、
ここを認識しないと、日本を再興するのへったくれもない。
日本は1860年から西洋的文化を取り入れてきた。
西洋的思想の根幹にあるのは、
「個人が神を目指し、最強になれるか?」という発想。
これを無理に目指していった結果、
モノは豊かなのに個人の孤独感が強まっていっている。
もともと、日本は東洋的思想。これは一言でいうと自然的思想。
自然のエコシステムと距離感を保ちながら暮らしていくという発想。
要は、コミュニティを形成して暮らしていくという発想が歴史からしてもうまくいっている。
詳細は割愛しますが、日本は、神様・信仰も民主的。
天皇がいながら、八百万の神がいて、様々な信仰を許容している。
歴史をみても、戦国時代にあった豊臣秀吉の時代は非中央集権で
朝鮮出兵など外に向けた戦略は失敗に終わる。
逆に徳川家康の分割統治・地方自治スタイルは300年続き、
江戸時代には通貨も地域ごとにたくさん生まれて、文化が栄えていった。
日本にはこのスタイルが向いている。
例えば現代は、AIの台頭による「食いっぱぐれる職業ランキング」なんて発想になる。
そんな議論をしてなんの意味があるのだろう?
我々がどうコミュニティの形成の仕方を工夫すればAIの産業革命を乗り越えていけるだろう。という発想に切り替えればよい。
まずは、ここからの脱却が必要。
そのためには、「個人」として判断するのをやめればよい。
我々にとって、僕のコミュニティにとって、の利益を考え意思決定をすればよい。
日本人は、コミュニティとして異端になるのが得意。
そしてコミュニティを複数持ったほうが良い。
それも、出入りが自由にできるコミュニティ。
幸せという概念は明治以降の産物らしい。
西洋的な幸福感は押し付けられたものなのに、
「とにかく幸せでないといけない」
と信じ込むようになっていきました。
なにかを求めているけれど、それが足りない状態というのは依存症であります。
日本人は「幸せ依存症」になっていきました。
メディアに幸せを押し付けられているのです。
例えば、サラリーマンの憧れの街「二子玉川」
おしゃれで全てが揃いシナリオのシーンを切り取ったような街が広がっている。
ドラマのような街に住み→家を買い→子どもを塾に行かせ→病院で死ぬ
という画一的なイメージ。
本当はこうなりたいは、その人なりに十人十色でいいはずなのに。
例えば「結婚式」
数百万円をかけて結婚式場で挙式をあげる
結婚のお祝いの仕方など多様でいいはずなのに、
「結婚式をあげないと不安」という心理をメディアがつくってきた。
僕個人の意見としても「結婚式」のために若いときから貯金している人に驚く。
なんで結婚式をあげるのか?いまを犠牲にして貯金する必要がその人にとって本当に望むことなのか?
結婚式が目的になったら本末転倒な気がしてならない。
東洋思想について、俳句を例に出すと、
575の17文字の中に広がる世界を想像・勉強・修行をし、
その世界観・価値観を理解していく。
一方西洋主義は、個人主義のためにみんなが理解する権利・必要があると考える。
「わかりやすくしないお前が悪い」という精神。
この個人・自由・平等・人権などの西洋的な理念を押し付けられた結果、
個人のビジョンがぼやけてしまっている。
今の教育は「やりがいや、やりたいことがない」という自己否定意識を持った
歪んだ人間を生み出している。
本当に欲しいものを自分で選択するや、自発的に行動するという練習がないにも関わらず、
好きなものを見つけることが重要。という大きな矛盾があり、不安感がある社会になっている。
メディアに踊らされる教育を変えて、日本人の意識を変える。
地方自治を強化して、ローカルな問題を自分たちで解決できるようにすること。
つまり、帰属意識(セキュアベース・つながり)と参加意識(主体性・枠を超えるなど)
自分の選択が意味をもっているという実感(自己承認・貢献)を、それぞれの人々が感じ、
相互に依存することから、日本再興は始まっていく。