最近、ある病院で、診察、会計の後、受付の方から「処方箋」をもらうときに、「お薬は、4日以内に薬局で頂いてください。」と言われました。
また、私が受けた、上級心理カウンセラーの資格取得講座の教材にも同様の間違いがありました。
内観療法という、独特な自己観察療法があるのですが、テキストでは、指導者が内観者に語る言葉として、「食事も内観をしながら召し上がってください。」と正しい敬語表現になっています。
しかし、付属のDVD教材の方では、ロールプレイの映像で、「食事も内観をしながら頂いてください」と字幕付きで語っているのです。
私は、すぐに間違いに気づき、発行元に連絡し、指摘しました。
するとすぐに、謝罪のメールが来ましたが、今まで誰も間違いに気付かなかったのか?
そうであれば、その方が恐ろしいことだと感じました。
説明するまでもないですが、「頂く」 は、謙譲語 です。
「謙遜」 という、日本独特の奥ゆかしい文化から生まれた、自分がへりくだることにより、相手を持ち上げるための言葉なのです。
相手に対し発するのは、大変な失礼に当たります。
くわしくは、こちら、【仕事美人のメール作法】 をご覧ください。
また、敬語ではないですが、最近毎日テレビで耳にする 「凄い美味しい!」 という言葉。
「凄い」 も 「美味しい」 も形容詞です。
形容詞を連続で使うのは、おかしいです。
続けて使うなら、「凄い!美味しい!」 と二つの文章にしなければなりません。
形容詞の後に付けるのは、本来 「名詞」 であり、
「凄い人」、「凄い車」などが正しい使われ方です。
それに対し、「凄く」 は、「副詞」 です。
形容詞の前に付けるのは、こちらが正しいです。
「凄く美味しい!」
最近テレビでは、聴覚障害者用に字幕が出ます。
大抵の番組では、出演者が 「凄い美味しいです!」 とか言っていても、字幕では 「凄く美味しいです!」 と修正されています。
しかし、ここ最近、「凄い美味しいです!」 とそのまま字幕化している番組もあります。
確かに、日本語は、時代につれ変遷してきています。
「凄い美味しい!」も今後、更に浸透していき、「正しい使われ方」とされる時代が来る日も近いのかもしれませんね。
おかしな表現があれば、是非コメント欄にご意見ください。
毎日が勉強です!