前回のブログでは、
**「頑張れば頑張るほど硬くなっていった頃の私」**について書きました。

ストレッチをしているのに柔らかくならない。
むしろ、痛みと怖さだけが増えていく——。

そんな“ストレッチ難民”だった私が、
どうして今は柔らかさを更新し続けている側にいるのか。

今日は、その続きのお話です。

 

▽ ストレッチはやめた。無理やり動かすのもやめた。

私が最初にしたことは、意外かもしれませんが
「ストレッチをやめること」 でした。

柔らかくなりたいのに、ストレッチをやめる。

前の私なら、絶対に選ばなかった方法です。

  • 痛気持ちいい=効いている

  • 伸ばせば伸ばすほど柔らかくなる

  • 頑張ることが正解

そう信じていた私は、「効いているはず」の感覚にすがりつくように、
無理やり体を動かしていました。

けれど、その結果どうなったかというと——
体は悲鳴を上げ、「これ以上はダメ」と防御を固め、
ますます硬くなっていったのです。

そこで私は決めました。

  • ストレッチはやめた

  • 無理やり動かすのもやめた

  • きちんと体の動き方を学び、動かす

  • そして、体にやさしく接していく

ここから、少しずつ世界が変わり始めました。

 

▽ 私の中で起きたパラダイムシフト

それまでの私は、

  • 「柔らかさ=どれだけ伸ばせるか」

  • 「痛み=効いているサイン」

だと思い込んでいました。

でも、LEOメソッドで体と向き合う中で
その前提は静かに崩れていきました。

本当は——

柔らかさとは、体が『怖くない』と感じられる動きが増えた結果として育っていくもの。
そして、
思い通りに動かすのではなく、体が安心できる順番や方向で動いていくこと。

この“認識の転換”が、私の中での大きなパラダイムシフトでした。

 

▽ LEOメソッドで出会った「動きの順番」

LEOメソッドで学んだのは、
派手なエクササイズでも、きつい筋トレでもありません。

もっと小さくて、もっと繊細なものです。

  • どこから動き出すと、体がいちばん心地よく感じるのか

  • どこに支えがあると、安心して動けるのか

  • 骨盤や股関節はどんな向きだと、怖がらずにいられるのか

  • 呼吸と動きがどのようにつながると自然なのか

これらを本や知識ではなく、
実際に体を動かしながら確かめていく時間でした。

 

ここで大切なのは、
頭で理解して終わらせないこと。

「ああ、そうなんだ」とわかったつもりになるのではなく、
実際に体を動かしてみて、

  • 「あ、こっちのほうが楽だ」

  • 「この支えだと呼吸がしやすい」

  • 「この順番なら怖くない」

と、“体が納得すること”。

この 「頭の理解」ではなく「体の納得」 が、私の変化を支えてくれました。

 

▽ 柔らかさが“更新され続ける”理由

LEOメソッドを続けていて、ふと気づいたことがあります。

柔らかさは、一度手に入れて終わりではなく、
気づきが増えるほど育っていくもの。

体を丁寧に動かしていると、ある時ふっと、

  • 「ここを支えると、こんなに楽なんだ」

  • 「この向きだと怖さがない」

  • 「この部分をずっと見落としていたな」

そんな“小さな気づき”に出会う瞬間があります。

 

それは以前の自分には見えていなかった、新しい視点です。

そしてその気づきひとつで、

筋肉の余分な力みが抜けたり、
可動域がふわっと広がったりする。

 

この
「気づき → 力みがほどける → 動きが変わる」
という連鎖こそ、柔らかさを更新し続ける理由。

 

気づきが追加されるたびに、
またひとつ、動きがしなやかになっていく。

 

だから私は今も、
静かに、でも確実に柔らかさを育て続けています。

 

▽ 認識が変わると、体は“0秒で”変わる

こうした経験を重ねるうちに、私は確信するようになりました。

体は、正しい認識を得た瞬間に、0秒で変わることがある。

例えば、

  • 「ここじゃなくて、こっちを支えればよかったんだ」

  • 「力を入れていたのは、実は別の場所だったんだ」

  • 「この順番で動けば、怖くないんだ」

と体が理解した瞬間、
可動域がふっと広がり、呼吸がすっと通り、
今までの力みがするすると抜けていく。

 

これは、がむしゃらな努力や根性では起きません。

 

“認識が変わったからこそ起きる変化” です。

 

柔らかさを更新し続けていられる理由は、
どこか一箇所を劇的に変えたからではなく、

体にとっての「当たり前」が、
少しずつ書き換わり続けているから。

その一つひとつの積み重ねが、
今の私の体をつくってくれています。

 

そして——

運動経験のあるなしに関係なく、
体と丁寧に向き合おうとする人なら、誰でもここから変わっていけます。

 

もし今、

「ストレッチしても変わらない」
「頑張っているのにしんどいだけ」

そんな気持ちを抱えているなら——

必要なのは
“もっと頑張ること”ではなく、

体との向き合い方を、そっと見直すことかもしれません。

 

認識が変わると、体は0秒で変わる。
その世界を、これからも丁寧にお届けできたらと思います。