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記録と想い

~記憶がないということ~

解離性健忘症(全生活史健忘症)になって

予定では、3日に2回は部屋に行き、部屋の様子を確認しないとと、思っていたのが、父親?さんの夜中の行動を気にしていたら、昼だか夜だか間隔が無くなり、蒲団は敷きっぱなしで、寝てるのか起きてるのかわからなくなってきてます。

スマホのネット使用容量が、ぎりぎりなので、今月は、この記事が最後になるかなと思います。

幸いなのは、自分を保っていられてること。

昨日は、ヘルパーさんが来るのをあてにして、済ませたい用もあったので、朝食後の様子を見たあと、外出ました。

用を済ませ、アパートに戻り、少しゴソゴソして   横になったら、そのまま夕方まで寝てしまいました。

途中起きることもなく、約6時間ほど。

1回に寝る時間が少しずつ延びては来てましたが、横になる前に、食事らしい食事をしたのもあったのか、夢を見ることもなく。

時々動かさないとと、エアコンと、頂き物の電気カーペットをつけていたお陰で、風邪引くこともなく、危なかったです。

夕方戻ってきて、また張りつめた状態が続きます。なんとか事故もなく過ぎていますが、頭の中がぐるぐる回ってます。

母親?さんは、再手術が無事終わったようで、経過をみている状態ですが、退院後もすぐには動けないでしょうし、僕自身が持つかどうかはわかりません。よくブログを更新している、というか、ブログ書くことで自分を保つ1つの支えになっているのかもしれません。でも、自分が(今の)自分ではすっかり無くなっているような・・・・



~©なんでもARENA©~

〈緊急着陸〉

その日、ポルソ・ロッコ達はいつも通り飛行挺による仕事をこなしていた。現在飛行挺は3機・・3挺だが、遊覧と地区内の飛行挺によるパトロールをローテーションで受け持っている。

近いうちに、例の“マッカジャイロ2”➡MJ2が就航予定というのもあり、航空機マニアが不正に地区内侵入を企てているのを事前に発見、各方面への対処など、気の抜けない日が続くようになっていた。

地上・空からと、広くはないが狭くもない子の蔵地区を見回るには強力な存在である。

「ん?ありゃあ見かけないもんだなあ~」

子の蔵長城と呼ばれる地区内と地区外の境界線辺りには、珍しいイベントが近くなると侵入を企てる者が後をたたない。子の蔵地区内の特殊な事情を抱えた住民達の保護のために、一般解放についても厳しい事前チェックを煩わしく思うものがいるのだ。

子の蔵地区の住民は!スタッフと、色々な傷を負い、現行の法律の中では子の蔵のそとでは生活するのが難しい事情を持つ方に限定されたちょっとした特区的な要素があり(過去文参照)、受け入れた人達が安全・安心して生活できるような仕組みが作られているからだ。

「こちらポルソ。長城のすぐ外になにかやぐらのようなものを発見。場所は・・・」

「GIG。直ちに対策班を向かわせる。引き続きパトロール願います。」

「こちらポルソ、GIG。油断するなよ。結構デカイ物作ってるぞ・・・」

「ありがとう、確認を急ぐ。気をつけて」

「やれやれ、遊覧と違って別の神経使うのは骨がおれるところだ・・・・」

侵入者等に限らず、地区内の異常も合わせて色々な形で監視・管理を試みていて、早期発見・早期対策のやり方は常に試行錯誤がなされている。空を飛ぶことでわかることもあるのだ。

「ん?ありゃ、ちびどものキャンプかな?そう言えば今日辺りがそうだったのか?どれ・・」

と、いたずらごころにその上空でアクロバット飛行をすると、歓声が聞こえてくる。飛行挺ならではの距離感なのだろう。

「さて、海に出るか・・・」

当初、子の蔵地区に第2・第3地区ができる予定は無かったが、受け入れ住民の多さから、隣接する地区ギリギリまで拡張工事がなされている。これ以上は拡げられない。

巨人像のちかくを通る際には、タイミングが良ければ、通称“灯台守のおっちゃん”と呼ばれる監視員とも挨拶を交わす。


「ん?」

海上まだまだ遥か先ではあったが様子のおかしい機影が眼に入ってきた。

「民間機か?」機影の発見を連絡し、地上管制でもレーダーにとらえたとのやり取りのあと、燃料の残りを確認して、ポルソはそちらに向かう。

「この辺りは飛行区域じゃ無いはずだがな。」

「ポルソ、○○から連絡が入り、△△航空機×××便がエンジントラブルで行路を外れていると連絡が入った。場合によっては子の蔵の滑走路に緊急着陸させる。」

「他所には振れないのか?」

「ダメージが大きいらしい。いつもの飛行場まで持たずに爆発の危険があるらしい。」

「爆発?穏やかじゃねえな。緊急無線を使う許可をくれ!」

「GIG。緊急無線使用許可する。パイロットと直接やり取りしてくれて良いぞ。」

「はいよ!」

地元の小さな航空会社の双発機で親しまれていたが、老朽化に伴い、近く引退予定の機体であった。

「こちら子の蔵地区飛行挺○○○○機、パイロット・ポルソ・ロッコだ。直通回線を開いた!状況は?!・・・」

ひとつ間違えば惨事になる可能性が出てきた・・・・・