1997年の大彗星「ヘール・ボップ彗星」




1996年の大彗星「百武彗星」から1年もしないで、またまた大彗星が発見されました。

発見されたのは1995年7月。アメリカのヘール氏とボップ氏による発見でした。

太陽に最も近づく近日点が1997年4月だったので、発見からいちばん明るくなる頃まで1年半もあるという、規格はずれの大彗星でした。

1996年8月には6等星になり、すでに大彗星の片鱗を見せていました。

その後、見かけ上、太陽に近づき地球からは観測が難しくなりましたが、翌1997年1月に明け方の空にその勇姿を現しました。

2月から3月は明け方の東天に雄大な姿を現し、天文ファンは度肝を抜かれることとなりました。

明け方、空が明るくなってもこの大彗星はまだはっきりと東天の空に浮かんでいるのです。

4月になり、今度は夕方の西天に姿を現します。夕方、まだ空に昼間の明るさが残る中、早くも一番星としてこの大彗星は肉眼でもはっきりと見ることができました。

最盛期にはマイナス等級となり、文字通り「世紀の大彗星」となりました。

あれから四半世紀、今でも脳裏にはっきりと残る印象深い彗星でした。

この3枚の写真は、PENTAX-SDUF400mmによるアップ、50mm標準レンズ、35mm広角レンズによる撮影で、青い尾はイオンによる「イオンテイル」、黄白色の尾は塵による「ダストテイル」です。