11月1日…映画の日に

「天間荘の三姉妹」を見た

 

3年前に亡くなった学生時代の恋人つむくんや…

今年の春に亡くなったパパとか…

おじいちゃんとかおばあちゃんとか…

を思い出して、なんだかちょっと泣けてきた泣

 

「もう会えないあなたに会いたい」

 

 

 

 

ここからネタばれ注意

 

 

 

突然、命を落とし「あの世」に行けない魂が

「あの世」と「現世」の間で暮らしている

 

旅館を経営していたり…

漁師をして魚をさばいていたり…

水族館で調教師をして働いていたり…

 

そこはまるで「現世」のようだ

 

 

そこに、事故で瀕死状態になった少女がやってくる

 

彼女は天間荘で静養し…

現世に戻るか、あの世に行くか自分で決めなさい

と言われている

 

 

そこで生活している彼らは

「現世」で生きている大事な人のことを忘れていない

 

伝えたいことがたくさんあるけど

直接伝えることはできない

 

もどかしい気持ちを抱えている

 

 

 

生きている私は

亡くなってしまったつむくんやパパに

会いたくても会えないけど

 

つむくんやパパは

いつでも空から私のことを見ているんだろう

…と思っていた

 

 

でもつむくんやパパも

もしかしたら…

「会いたい」「でも会えない」

「伝えたい」「でも伝えられない」

 

そーゆー歯がゆい思いをしているのかな?

 

そんな風に映画を見て思った

 

 

パパやつむくんが亡くなったことを知ってから

「死後の世界」とかそれに類する本を

たくさん読むようになった

 

 

亡くなった人にとっては

自分のことを思い出してくれる人のところに

す~っとやってくる…とか

 

お墓参りをしたり

お線香に火をつけて手を合わせたり…

自分のことを思ってくれることは

すごく嬉しいことだ…とか

 

 

いくら話しかけても

何の返事もしないパパやつむくんに

話しかけているけど

それが伝わっていればいいなと思う

 

そしてそういうタイミングで

こーゆー映画と出会ったことは

パパやつむくんからの

メッセージだったらいいなと思う

 

 

「人は死んでも終わりじゃない

想いはつながっている」って

 

 

つむくんの実家に行くと

仏壇につむくんの写真が飾ってあるし

 

お墓参りに行くと

墓石にはつむくんの名前が彫られている

 

つむくんがこの世にいないと分かっているけど

その半面、信じられない気持ちが湧いてくる

 

16歳でつむくんと出会った当時

まさかこんなに若くしてつむくんが死んじゃうなんて

想像もしていなかった

 

きっとつむくん本人もそうだろう

 

だけど私は覚えている

 

背の高いつむくんが

私の頭に自分のあごを乗せたときの感触とか

泣いてる私の涙を拭いてくれた指の感触とか

 

ちゃんと私は覚えているよ

 

つむくんがこの世に生きていた証が

私の中にちゃんとあるよ

 

つむくんも覚えてくれてたらいいな