日本人の生活が豊かになったことと比例して、
“生活習慣病”の患者さんが増えてきたのは周知の事実である
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
その中には、脳梗塞や心筋梗塞を起こすことで知られる糖尿病や高血圧、
高脂血症だけでなく、肺の病に癌や歯周病なども含まれている
もともとは“成人病”という呼名で呼ばれていたが、
現在は“生活習慣病”という言葉で一般化されている
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/114.gif)
“成人病”は二次予防(病気の早期発見・早期治療)に観点を置いたものだが、
“生活習慣病”は、生活全般の習慣を改善することに着目している
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つまり、一次予防(健康増進・発病予防)に重点をおく概念から生まれたもの
なのだそうだ
現在、日本の糖尿病患者は推定890万人
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予備軍を含めると2,210万人と云われている(男性33%/女性23%)
その内4割の人は未治療だという
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近年は、30代若年層の患者さんも増えてきている
http://www.seikatsusyukanbyo.com/main/yobou/01.php
※生活習慣病予防協会資料引用
さてさて、前置きはこのぐらいに・・・
今回登場いただくのは、小谷 圭(こたにけい)さん
生活習慣病の代表格である糖尿病を中心に治療を行っている
「こたに糖尿病内科クリニック」の院長先生である
看板を見てわかるとおり、糖尿病専門のクリニックである
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もともとは内科医であった小谷先生
“何故、糖尿病の専門のドクターとなられたのか
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・・・現代病として、患者数増加によるニーズの高まりも要因のひとつだが、
そこには、医者としての一途な思いがあった
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「糖尿病患者は、しいたげられている
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
糖尿病の患者さんは、
“食事に贅沢せず、食べる量を減らし、1日1万歩歩いていればいいんだ
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・・・そういう風に安易に云われ、対応されてしまうことが多々ある
一言で言えば、可哀想な患者さんなのだそうだ
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もうひとつは、大病院勤務時代に気づいたこと
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“大病院に来る患者さんは、病気がかなり進行してから来る”
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「患者さんにとって身近に在れば、
一次予防の段階から対処できるのではないか
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・・・そんな思いから、
2009年 「糖尿病専門クリニックを開業
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神戸は六甲道の商店街の中にクリニックはある
「人間の体には、遺伝子は10万個ほどある
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病気には、ひとつの遺伝子が壊れることで発病するものもあれば、
血圧や糖尿病などのように、複数の遺伝子が連鎖し合って発病するものもある
「初診の時に書く問診票の記載事項は大切
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年齢や過去の病歴、酒やタバコの飲用など目に見える事象はもちろんだが、
糖尿病や癌、心臓病、認知症などは、
近親者、特に両親が患者だった場合、その病気の発病確率は高い
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・・・家族に同じ病気が発生しているという事実は、治療における重要な
ファクターのようだ
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“患者さんにとって、身近な存在でいる”
その思いが、開業の大きな理由であったが、、、
現在の小谷先生の思いは・・・
「患者さんの人生を良く変えていきたい
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単なる“体の修理屋”としての医者ではありたくない
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靴のフィッターさんが、歩くことが楽しくなるアドバイスをされるように
患者さんが無理せず実践できる、そんな指導を行っていきたい
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もしかしたら、そのままでは最悪な状況に進行してしまう状況を
治療を通して、より良い人生に変えていきたい!
・・・ドクターとして小谷先生のポリシーを感じる言葉だ
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「医者になってなかったら、映画監督になっていた
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子供の頃から映画が好きだった、それもシリアスものが好み
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映画に見られる人間模様に惹かれていたという
レンタルビデオやインターネットがまだなかった時代
名画座と云われる映画館に通い詰める
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大学進学の第一志望は、“日大芸術学部映画学科”
事前の模擬試験では全国一位だった
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しかし、そんな息子の思いを知った父親は・・・
「医者も人の人生を観ていく仕事だぞ
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医者だった父親のこの一言に大いに悩んだ
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何事においてもポジティブ、切り替えの早い小谷先生・・・
医師免許を持っている映画監督 “大森一樹”氏の存在を自らをなぞり
「医師免許を持った映画監督がいたっていいじゃないか
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そう決断し、神戸大学医学部に進学
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卒業の頃には、映画は趣味の領域に置き、医学の道一筋に歩み出す
しかし、医者になって3年目の年に疑問をもってしまった
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「医者としてはまだまだ半人前の自分に、
患者さんは絶大なる信頼をもっている
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患者さんがそう思うのは、あたり前のことではある
しかし、医者としての実力は、誰よりも自分が知っている
未熟な自分の言葉を、患者さんは真っ向から信じている
“このままでは、自分は新興宗教の教祖のようになってしまうのではないか
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そんな驕りと不安が襲う
そして、医者としての研鑽を高めるため研究医としての道を歩む
その時に培った知識やデータ分析、また病気治療の対策が
ドクターとしてのキャパを拡げ、同時に自信をも高めたという
・・・もうひとつ、ドクターとしてのポリシーを物語る逸話がある
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「常に、自分が糖尿病になったつもりで診察する
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専門医は得てして、自分が専門とする病気になりやすいと云われている
もし、自分が糖尿病になった時に、
自分でもできるコトを患者さんに指導していきたい
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例えば・・・
糖尿病の患者さんは日々血糖値を測る
自分で指の先に針を刺し、採血しなければならない
自身でも試した時、あまりの痛さに驚く・・・
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“自分はこんなことを患者さんに強いてきたのか
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
・・・初めて気づく
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そして、自身の手でいろいろ試した結果、
手のひらから採取するのが、痛みが少ないことを発見
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
それからは患者さんに「手のひら採血」の啓蒙を行っている
http://www.fukazawa.ne.jp/page207_4.htm
一見“チョイ悪オヤジ”をイメージさせる小谷先生だが・・・
映画鑑賞の他に、ジャズピアノのプレイヤーとしての顔をもつ
仲間と共にステージにも立つこともある
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仕事とプライベート・・・まったく違う時間をエンジョイする
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そんな時間から受ける恩恵は、、、
“クリエイティビティ”や“想像性”、“ストーリー性”のように見える
それが仕事のパフォーマンスを高める大きな要因になっているようだ
・・・そんなことを実感できたインタビューでありました
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今日もまた素敵な人と出逢い、いい時間を共有できました
この出愛いに感謝です
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★小谷先生とクリニックの紹介ページ 「ミスターパートナー」
http://www.mrpartner.co.jp/cyukore2012/medicine/02.html
「こたに糖尿病内科クリニック」
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20130503/18/leochama044/37/a2/j/t02200172_0705055212523804441.jpg?caw=800)
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