東京のロマンスグレーの

年上の男性が

気になったと思ったら、

 

次にオンライン会議で

その人が説明しているのを

聴いたときには

 

それほど

興味もなくなっていた。

 

 もっとも、

私が興味を失くしている一方で、

彼は私のことなど

覚えていないだろうけれど。

 

(っていうか、

そもそも、

会議でお会いして

少し話しただけ)

 

 

 ほかに面白い、

興味深いことと

言ったら、

 

最近、なぜか社長が

私に優しくなってきた

ことだ。

 

 1年前は

塩対応だった。

 

 かなりのストレスで

久々に仕事がイヤになったほどだ。

 

 しかし最近は、

社長秘書までが

 

「社長、りょうさんのこと

大好きですよ」

 

と言い始める。

 

 不思議ですこと。

 

 ところで、

映画「昼下がりの情事」

を、久々に見た。

 

 オードリー・ヘップバーンと

ゲーリー・クーパーが

出ている映画。

 

 探偵を父に持ち

楽団でチェロを弾く娘(オードリー)が

 

父の仕事の浮気調査の

対象の女性が付き合っていた

大金持ちの実業家で

プレイボーイ(かなりの)の

年上男性に恋してしまう物語。

 

 年上のプレイボーイを

演じているのが

ゲイリー・クーパー。

 

 とても背が高く

2枚目だけど、

オードリーと比べたら

この映画ではかなりの年配に見える。

(当時56歳)

 

 背の高いクーパーの

パーティで女性に向ける視線や

 

恋人と一緒なのに、

オードリーと会う約束をして、

恋人の目を盗んで、

遠くからオードリーに

ウィンクする仕草を見ていたら

 

まるで70代の元カレに

そっくりだった。

 

 

 元カレは若いころ

 

「グレゴリー・ペックに

似ていると言われた」

 

と言っていた。

 

 似ているかどうか

自分にはわからなかったけれど、

 

若いころから

ハンサムだったから

 

そうかも、

と思っていた。

 

 

 でも、「昼下がりの情事」

を見たら、

 

多分、似ているのは

 

ゲイリー・クーパー

だったのではないか、

 

と思う。

 

 

 映画の中で

 

「女が本気になると

すぐ逃げる」

 

という役どころも

元カレにぴったり

重なる。

 

 

 ダークスーツを着て

髪をびしっと撫でつけた姿は、

 

退職前の

彼の姿と

びっくりするほど

そっくりだった。

 

 

 70代元カレは

会社の役員をして、

投資で儲ける

お金持ちだけど、

 

いまでは毎日、

節約を心がけて、

 

20品目食べて

健康の維持を

心がけている

おじいちゃんだ。

 

 

 今日も、実家の

梅の花の写真を

私に送ってくれた。

 

 

 私は彼のことが

結構、好きなのかもしれない。

 

(つづく)