研修会場に着くと、

 

 「ワインがお好きなんですか?」

 

と、お偉いさんが

私に聴く。

 

 「いえいえ、日本酒です・・・」

 

と答える。

 

 どうやら、私がいない間に

私のうわさをしていたらしい。

 

 お偉いさんは

どうやら、かなりお酒が

お強いようだ。

 

 

 その時までは、

感じの良い、紳士だな、

と思っていただけだった。

 

 

(※かといって、

これから特にいい話が

始まるわけでもないので

あまりご期待なさらず・・・。

 いつもながらの

ちょっとしたお話です。)

 

 

 研修が始まると、

今回はお偉いさんは登場せず、

佐藤二朗氏が

説明を始めた。

 

 

 私の隣に

宮川大輔風の若手男子がいて、

その隣に

お偉いさんがいた。

 

  

 聴いているうちに、

なぜかお偉いさんが

 

気になる・・・・・。

 

 

 醜男でもないが、

特に

ハンサム、

 

という感じでもない。

 

 

 ただ、日焼けして、

健康そうな、

たるみのない丸顔に

普通の金縁眼鏡。

  

 

 それなのに、

なぜ、この人が

気になるのだろう?

 

 

 ロマンスグレーだから?

(しかも剥げてない。)

 

 

 私は以前から

白髪の人が好きだった。

 

 

 一度結婚したときの相手は

20代だが7割ほど白髪の

若白髪。

 

 

 いや、それもありだけど、

 

室内が暑くて彼が

上着を脱いだからなのか?

 

 

 顔も日焼けしているし、

きっと、スポーツを

している人だろう。

 

 

 お偉いさんは

私の隣の隣に

座っていて

距離があるにも関わらず、

 

ぼんやりと

視界に入る

 

いわゆる

「ワイシャツ」の下の体躯が

 

分厚く、

感じられる。

 

 

 そのうち、

体温まで伝わってくるような

気もする・・・・。

 

 

 私の妄想なのだろうけれど。

 

 

 その後、

若手のワークショップが

始まった。

 

 

 オブザーバーとして

参加している自分や

お偉いさんも

席を移動するが、

 

私はやけに意識して、

お偉いさんと反対側に

椅子を置いて座る。

 

 

 ただ、ワークショップが

始まると、

変な意識も

忘れて、若者たちに

時々、口出しをする。

 

 

 お偉いさんも、

その中に時々、

情報提供をして参加しながら

 

楽しく進む。

 

 

 さて、ワークショップのあと、

 

最後にお偉いさんからの

講評をいただいた。

 

 評価をしていただきつつ、

鋭い指摘もあって、

 

研修は終了。

 

 

 2日間もの研修だが

非常に中身が濃く、

今後の業務の参考になるものだった。

 

 

 私は元々、その研修内容には

懐疑的だったから

 

過去には、

部下たちにも、

 

「そんなの、やめてしまいなよ」

 

とまで言った。

 

 

(そのことは正直に

研修内でも、お偉いさん方にも

聴こえるように敢えて言った。) 

 

 

 しかし、皆さんの

説明や、研修内容も工夫があり、

何より、お偉いさんの熱意に

こちらがほだされた感じ。

 

 

 研修終了後、

ご挨拶をして

お偉いさんたちも東京に帰られた。

 

 

 研修の内容が面白かったこともあり、

その後も、部下たちとの会話で

盛り上がった。

 

 

 自分のその業務に対する

イメージや理解も完全に変わったし、

 

何より、

部下たちに意欲が出たのも

嬉しかった。

 

 

 ・・・いや、しかし

このブログは、

こんな真面目なことを

書くためのブログではないのだ。

 

 

 研修が終わった翌日、

なぜか、

 

 

 あれ?

 

 私、

あのお偉いさんに

 

また、会いたいと

思っている・・・・、

 

と気づいた。

 

 

 冬休みには

若いマッサージ師のことを

ちょっと可愛いな、と思ったりしていても、

 

私はやはり

 

年上のロマンスグレーが

好きなようだ。

 

(つづく)