先日、仕事で

東京の方から

関連会社の方々が

いらっしゃった。

 

 

 研修ということで

こちらにちょっと

喝入れをしたい、

ということのようだった。

 

 

 でも、今の時期に

余り流行らないような

内容の研修だったので

 

大方、閑散期に

ちょっと観光気分の

気楽な出張なんじゃないか、

と思う。

 

 

 研修当日の数日前、

大雪の予報も出そうな

様子だった。

 

 

 また、

衆議院議員の解散もありそうだし、

 

選挙の関係で

 

研修への参加者も

ほぼほぼ集まらなかった。

 

 

 そこで私は部下たちに、

 

「参加者も極端に少ないし、

 

わざわざ東京から

来ていただいても、

 

雪で、ここまで来られなかったり、

帰れなくなったりしても

困るだろうし、

 

こちらにとっても

そんな大事な研修ではないから

 

丁重にお断りしたら?」

 

と伝えた。

 

 

 部下たちも、その会社に

連絡してくれたようだ。

 

 

 でも、先方は、

来る、とのこと。

 

 

 まあ、そこまで言うなら・・・。

 

 

 さて、当日、

研修の参加者数が

少なすぎて、

 

私もメンバーに

入れられていた。

 

 

 先方への挨拶も兼ねて

しぶしぶ参加したところ、

 

先方は、4名。

 

 

 アラサーくらいの

外観的には、

芸人の宮川大輔が良く日焼けして

ちょっとぽっちゃりしたような、

前髪の一部が金色の男性と

 

少しパーマをかけて

若手俳優にいそうな可愛い顔をした

まだ20代くらいの男性と、

 

俳優の佐藤二朗が

黒縁眼鏡をかけたような

いかにもおじさん、風の

アラフィフくらいの男性。

 

 

 3人とも

外観はそれぞれ違うものの、

 

皆さん、物腰丁寧で

穏やかな雰囲気。

 

 

 そして最後の一人は、

50代後半か、

もしかすると60手前くらいの

お偉いさん。

 

 

 肩書的には

私が若いころなら

口もきけないような人。

 

 

 ほかの部署の、

そういう人に会ったことがあるが

 

まあ、偉そうだった(笑)

 

 

 でもその方は、

自ら名刺交換をしに、

私の方に来てくれて、

 

全く、威張った感じのしない

気さくな人だった。

 

 

 白髪で眼鏡を

掛けた、一見、おじさんだけど

スマートなスーツの下は

パンと張っている。

 

 なかなか鍛えていそうだ。

 

 

 私の部下や研修の

参加者に対しても

その人の態度はかわらず、

 

親しみやすく

温厚ながら

はつらつとした雰囲気だった。

 

 

 研修が始まると、

お偉いさんは挨拶だけで、

 

若手の男子二人か、

佐藤二朗氏が説明をするのかと

思いきや、

 

佐藤氏がしゃべったのは

冒頭だけで

 

お偉いさんが

講義の中身も

全部話した。

 

 

 どの内容も詳しいし、

わかりやすい。

 

 そのうえ、

熱がこもっていて

その人が熱心に

研修をしに来た気持ちが伝わってきた。

 

 

 ほ~う。

 そう来たか。

 

 

 半日間の研修が

2日間、続いた。

 

 

 私が参加するのは

1日だけのはずであったが、

 

お偉いさんの熱意に当てられ、

私は2日目も

参加してしまう。

 

 

 2日目、

まずは挨拶に行くと

 

 「ワインがお好きなんですか?」

 

と、お偉いさん。

 

(つづく)