●気を流すツール?


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昨日は色彩心理とカラー・セラピー講座の応用コースでした。


応用コースでは色々な投影法を実習しますが、今回はコラージュ(切り貼り絵)です。


受講生のMさん、心のテーマが顕らかになりました☆
薄々、感じてはいたけれど、頭で否定していたこと。
その葛藤の根っこがコラージュに表れていました!


コラージュに限らず、表現するものには何かしら心の中が投影されます。
特に非言語のもの、アート系は言語のフィルターがかかりにくいため、様々な情報が作品に表現されています。


投影法にはコラージュの他、描画や造形など沢山のやり方があります。
心理療法の1分野ですが、何か迷っている時や客観的に自分を振り返りたい時、これからどうしていきたいか悩んでいる時など、本音の部分を表現できるツールでもあります。


率直に本音を吐き出せる方法の1つとして、当研究所では投影法を実施しています。


投影法の面白い所は、


1過去や未来、内面と外面、女性性と男性性、構えのない欲求などの見当がつき、今後の行動の具現化に繋がるきっかけになること。


2当研究所流に表すなら、心身の陰陽(実と虚)バランスがビジュアルで投影され、気を補い、あるいは気の滞りの解消に役立つことです。


例えば、気の滞りの解消は、東洋医学で言えば、肝気を落ち着かすのでイライラが和らぐだけでなく、作品を仕上げる過程で真の課題に気付く機会にもなります。


またその課題に対する本音の部分を客観視できるため、大抵の方がまさに「腑に落ちた」状態となり、気持ちのターニングポイントになっていきます。


投影法は心の陰陽五行ともリンクすることを実習の度、実感しています。


【例】赤は発散。心(臓)の気を高める。


同じ色を選んでいても、同質性と恒常性の原理があるので、分析は変わります。
その見極めがプロの仕事です。