●梅雨の養生☆家も身体も水はけ良く。

 

こちらも3年前の記事です。

梅雨の時期(雨の日)の東洋医学的な過ごし方です。


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ジメジメしていると家の中も結露とかカビとか気になりますね。
水はけが悪いと家も傷みます。


身体も同じ。
梅雨は脾(胃)を傷めやすい時です。
脾は気という生きるエネルギー(栄養と水分)を作り出す大切な所。
ここがちゃんと機能しないと身体全体がだるくなったり、浮腫んだり、食欲がなくなったり、お通じが緩くなったり。


体質に関係なく、雨の多い時期は体内に「湿」が溜まりやすく、水分代謝が滞ると胃腸の調子を崩しやすくなります。


胃腸が元気のバロメーターです。
お腹が弱ると元気は出ません。
免疫も下がり、夏風邪の元にもなります。


お腹を冷やすのは厳禁。
特に女性は筋肉量が少ないと夏の冷えと浮腫みに悩まされます。
冷えが進むと手足の火照りになり、身体の中心がますます冷えます。
また胃腸がおかしい時は、お腹を触ると冷たくなっています。
おへその上なら胃、下なら腸です。


クーラーのきいたオフィスなら、薄い腹巻きが必要かも?
とにかく、雨の日は帰宅したら、必ず湯船に浸かります。
天然の海塩も良いですが、もし手に入れば、ドクダミ風呂を。
汗疹やニキビ、水虫などの肌トラブルに良いです。
生のドクダミは初めはクサイですが、最初だけ。
後はお茶の匂いになるので大丈夫(^ω^)


お食事には、湿をとり、浮腫みをとる食材を意識します。
小豆や空豆などの豆類、海苔や昆布などの海産物、トウガンやスイカなどのウリ類、他にモヤシやこんにゃくなど。
温かくして食べます。
飲み物はほうじ茶や温かいはとむぎ茶がオススメです。


甘いもの、冷たいものは脾を傷めます。
甘味なら身体を冷やす白砂糖ではなく、ハチミツや黒砂糖、メープルシロップ、アガペシロップなどを。
血糖値も上がりにくく、ミネラル補給にもなります。


最近は甘酒を調味料にする人も増えていますが、活きている甘酒を使うなら手作りが一番。
友人いわく作るのになかなか温度調整など手間がかかるそうで、私は作る方は断念しました(笑)


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(ドクダミの花です)