レット・イット・ビー、見ましたよ#絶叫したいならココがおすすめ | 虚空のスキャット

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個人的なことですが、昨年末にスマホを機種変した際の特典のひとつ、ディズニー+の無料期間が今月末で終了します。今月になって、この「レット・イット・ビー」がリリースされて、こうして見ることができたのは、幸運でした。
実は今まで、この映画をちゃんと見たことがなかったのです。一番の原因は、ソフト化されていなかったことですが(苦笑)。これまで、何度も例えばアルバム『レット・イット・ビー・ネイキッド』が


 

 


出た時などに、ソフト化がささやかたりしましたが、実現しませんでした。理由は色々あるのでしょうが、ひとつにはメンバーが見ていて辛くなるからなのかな…。
でも21世紀になって、ピーター・ジャクソンが「レット・イット・ビー」の長尺版とも言うべき、「ゲット・バック」を公開します。ピーター曰く「とても2時間になんて収まらない」(約8時間モノです)。
改めて、このフィルムを見たポール・マッカートニーとリンゴ・スターは、セッション全体が悲惨ばかりでなく、結構、楽しくやっていたことに気がついたようです。そのあたりのことは、前に書きました(今回の記事も以前の記事とかぶるかもしれませんが、あしからず)。

 

そう、それで今回、この「レット・イット・ビー」を見ましたが、「ゲット・バック」を見ていたせいか、さほど悲壮感みたいなものは感じられません。
「ゲット・バック」は確かに貴重なドキュメンタリー映画ですが、やはりこの「レット・イット・ビー」の方がコンパクトにまとまっています(約1時間半)。まあただ、「ゲット・バック」を見ていたから、「わかる」ところもかなりありまして、ハイ。やはり、ファンとしたら、両方見るべきなんでしょうね。
以下、思いつくままに感想を記します。
「トゥ・オブ・アス」のリハーサル・シーンでジョン・レノンとポールがひとつのマイクで歌っているところは、微笑ましく思います。そう、この「レット・イット・ビー」でも、こういう微笑ましいシーンが随所に見られます。確かに、ビートルズの解散を描いた(?)作品ですが。
微笑ましいという点では、リンゴがピアノを弾きながら「オクトパスズ・ガーデン」(「アビー・ロード」に収録)を作曲しているのを、ジョージが手助けしているシーンも微笑ましいですね。ふたりの仲の良さがしのばれます。
それと、「レット・イット・ビー」では、唐突にビリー・プレストンが登場しているのには、驚きました。因果というこ、ここは前後のつながり(メンバー間がしっくりこないのと、音を厚くするために彼が呼ばれました)をきちんと描いてほしかったです。
それから、このビリーの登場以来、ジョンとポールの愛想がよくなったのと、ジョンがやる気を出したことで、ジョージ・ハリスンの表情も明るくなっているのがわかります。やはり、ジョージの曲、「フォー・ユー・ブルー」でも、ジョン、ポールはノリノリで演奏していますね。
プロデューサーのジョージ・マーティンは目立ちませんが、温かく"ボーイズ”を見守っているのが、画面から伺えます。
話は変わりますが、ポールはこの時期、「レット・イット・ビー」や「ゲット・バック」、「ロング・アンド・ワインディング・ロード」などの名曲をポンポン出してきていますが、ジョンは曲の数もですが、ちょっと停滞気味ですね。
そして圧巻は、最後のルーフ・トップ・コンサート。何度見てもイイですね。絶叫したくなります、ハイ。この「レット・イット・ビー」のヴァージョンも悪くないですが、「ゲット・バック」のコンプリート版に軍配を上げたいですね。

今日は「Two of us」(The Beatles)が最高!



 

 

 

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