前回、ロッド・スチュワートの自叙伝を買ったことを書きました。まだ、それは読んでいる途中なんだけれど(とても面白い!)・・・。
同時に、この自叙伝と同じ時期に出たアルバム、『time』を買いました。このアルバムは出たときにイギリスで34年ぶりのナンバーワンヒットになったのは知っていたのですが、「今さらロッドはね」と聴かなかったのです。でもでも。当時、買わなかったことを後悔するくらいのイイ出来です。
なぜ当時、自分が関心を持たなかったのかというと、このアルバムを出すまで彼はアメリカンソングブックなどのカヴァー集ばかり出していて、それはそれで悪くなかったのですが、若い時ほどのトキメキを彼に感じなくなっていたのも事実でした。
ところが今回、ひょんとしたとことで聴いてみて、良い意味で驚かされました。良い感じで肩の力を抜いて、楽しんで作ったのがわかる雰囲気満載です。伸び伸びしています。ほぼ全曲で鳴っているアコースティックギターが良いアクセントになっています。聴いていてのある種のさわやかさは、ジャケットの写真の感じと言ったらいいのでしょうか。
ほぼ全曲、彼のペンによるというのも斬新ですね。1枚のアルバムでプロデュースはともかく、ここまで彼がソングライティングをやっているのは珍しいです(共作ばかりですが)。
とにかく、聴いていて気持ちの良いアルバムです。1曲、1曲がダラダラ長くないのもイイ。
機会があれば、ゼヒ。
今日は「She makes me happy」(Rod Stewart)がよかったです。