声が出なくなってしまいこの1週間。
相変わらず喉は痛いし、咳は出るし声も全く出ません。困り果てています
体がなまらないように家の中でできる範囲で筋トレをしたり仕事の振付の確認をしたりはしているものの、こんなにも長時間家に引きこもっている期間が今までなかったのでやることがなくなり退屈さやもどかしさを感じています。
あ、でも愛犬のはなちゃんと戯れる時間はプライスレスです
早く仕事に戻りたいという焦りもありつつ、「きっとこれは神様が休め!と言っているのだろう」と思うことにし、それならばこの時間を有意義に使わなければいけないと思い本を読んだり、以前からやっているフランス語の勉強を集中的に進めたり、見逃していた映画を見て過ごしております。
そこで、前から見たかった作品の一つが「ミセス・ハリス、パリへ行く」です。
このお話は1950年代、第二次世界大戦終戦後のイギリスとフランスが舞台。
家政婦として働いているミセスハリスはある日夫が戦死したと知らせを受け取る。悲しみに暮れるミセスハリスだったが、友人に励まされ、また持ち前の明るさとポジティヴな性格で前向きになり、自分の夢を追いかけることに。
ある日金持ちの家を掃除中に見たクリスチャン・ディオールのドレスに魅せられ、ミセスハリスはパリへ行きディオールのドレスを買うことを夢に、貯金をしてパリへ向かうのでした。
ミセスハリスが想像したパリはディオールのドレスが表すような華やかで煌びやかな街でしたが、いざ到着するとそこは貧富の差に苦しむ労働者階級のフランス人達がストライキを起こし、あちこちにゴミが散乱し悪臭を放つパリの街。戦後まもないフランスは一部の金持ちのみが華やかな生活を立て直し、労働者階級の人々はいまだに戦後の不景気に苦しんでいた。
そんな中、ミセスハリスはディオールの店内に足を踏み入れようとするが、金持ちしか相手にしない支配人と、品評会に訪れていた金持ちの女性に門前払いに合ってしまう。そこに手を差し伸べたのがシャサール侯爵という男性によって、ミセスハリスは無事にディオールのオートクチュールドレスの品評会に参加できたのです。
無事にドレスを購入でき、ドレスの採寸や製作を通してディオールの従業員たちと心を通わせるミセスハリス。彼女の持ち前の明るさや、身分などを一切気にせず自分の夢に直向きに実現しようとしているエネルギーに周りの人たちも少し感化されていくのでした。
と、あらすじはここまで。
これ以上書くとネタバレになってしまうのですが、このお話は終わり方が本当に素晴らしいのでぜひこのブログを読んでくださった皆様には映画を最後まで見ていただきたいです
ミセスハリスというイギリスの下町にいるおばちゃんが普通ならば「未分不相応」と言われてしまうようなディオールのドレスを買うことを夢見るという一見するとただのサクセスストーリーなのかと思いきや、そうではなく、彼女の人間性が自らの人生をこんなにも切り開いていくのだという物語に心を打たれました。
下町で慎ましく暮らしているイギリス人のおばちゃんがディオールのドレスを買うためにお金を頑張って貯めて、ドレスをゲットしたでは話として何の面白味もありませんからね
ミセスハリスを見ていると、「このように歳を重ねたいなぁ」と思わせられました。
自分の外見や年齢なんて気にせず、ただ自分の好きなことに素直に向き合う姿は本来私たちが一番心地よく生きていける道だと思います。それなのに、私たちは何か夢や目標を頭に思い浮かべてもすぐに「未分不相応だから」「もう歳だから」と色々理由をつけて諦めてしまっている気がします。
でもミセスハリスは教えてくれるのです。
歳をとったおばちゃんだからって、ドレスを着てはいけないのか?
金持ちじゃないからって、高級なドレスを買ってはいけないのか?
ディオールの意地悪な支配人にも、ミセスハリスは問われる場面があります。
「ディオールオートクチュードレスなんか購入して、着ていく場所などあるのですか?」と。
でもミセスハリスはそんな意地悪な質問をされても動じずに答えるのです。
「ここのドレスを買うことが夢だったから買うのです」と。
ちなみに、この意地悪な支配人も最終的には悪い人ではないことが分かります。
というより、この物語には悪い人が出てこないのです。皆がそれぞれの立場を守り、自分に勝手に課した「立場」にがんじがらめになりながら必死に生きているだけなのです。
ここもまた、私がこの作品が好きだなぁと思ったポイントです
一見悪そうな人も出てくるんですよ。
「あ、この人ミセスハリスを騙すんじゃないか」とかって疑って見てしまうのですが、そんな疑いの目で見ていた自分がいかに汚いか痛感させられるほど、この作品はあちこちに優しさが散りばめられていて、見たあとは「世の中捨てたもんじゃないな」と思うほどです
ミセスハリスはどこまでも実直で、自分の気持ちに素直で、周りへ無償の愛を与えます。
でもそんな彼女は優しすぎるあまり損をしたり、素直すぎるあまり傷つけられることもしばしば。普通だったらここまでされたら捻くれてしまいそうですが、彼女は最後まで捻くれることもなくまっすぐ生きていきます。
だからこそ、最後に大きなどんでん返しがあるのです。
ああああああ最後を皆さんにぜひ教えたい
けどこれは皆さん作品を見ていただいて、感動を揺さぶられて欲しいのでネタバレは我慢します。
でも見て欲しい
声が出ず苦しくて心も折れかけていた私ですが、この作品とミセスハリスに少し勇気をもらいました。
ミセスハリスがここまで力強く生きているのだから、私もまだ腐ってしまうわけにはいかないと。
このお話を見たあとは皆さんもきっと心が温かく、そして少し背中を押してもらったような気持ちになると思います。
おすすめです
ちなみにこちらの作品ではフランス語の日常会話も沢山出てくるので、フランス語の勉強にもなりました!パリの綺麗な街並みも出てくるので、ますますフランスに行きたくなりました。
私の今一番の夢はフランス語を日常会話ができるレベルまで学んだのちにフランスへ旅行に行くことです
ミセスハリスを見習って、私も夢に向かってまっすぐに突き進むぞ
と…その前にこの喉をどうにかします
+Lenn+
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