音楽がCMやフィギュアスケートに使われたりすると
曲とそれらのイメージが重なってしまい、曲を聴くとCMを思い出した
りしてしまいます。

さて、私の場合、「田園」を聴いて、まず、浮かぶのが
卒業式。

実は小学校の卒業式の卒業証書授与のBGMが「田園」の
第5楽章「牧人の歌-嵐のあとの喜びと感謝の気持ち」
だったのです。

卒業式の予行練習は何回かあって、卒業生以外は退屈
なものなんですが、私が「田園」が聴けるので退屈
しませんでした。今思うと変わった子供ですね。

それにしても、卒業の晴れがましさ・喜び、一方で寂しさ
を表す曲として「田園」の第5楽章は曲想がぴったりでした。

当時は、かなり田舎の小学校に通っていたのですが、
選曲した先生はいいセンスをしていたと思います・・

もうひとつ「田園」で浮かぶのがミレーの「晩鐘」です。
理由は当時、家にあった「田園」のレコードのジャケットが
ミレーの「晩鐘」だったのです。CDは小さいのでジャケットの
インパクトは薄いですが、レコードは大きいのでジャケットの
印象は結構強く残っています。

この晩鐘の絵も「田園」にぴったりだと思います。

<追>
ミレーの「晩鐘」はパリのオルセーにあります。
昔、オルセーに行ったとき、「晩鐘」を観るのを楽しみに
していたのですが、なんと他の展示に持ち出しているらしく、
ミレーの絵がことごとくなくなっていました・・・