肥薩おれんじ鉄道の車両(HSOR100形)

 



鹿児島中央駅から在来線経由で川内駅まで向かう予定でしたが、天候の具合が思わしくなく、新幹線で一駅乗車し仙台駅に向かいます。

 

鹿児島中央駅 充実のお土産ラインナップ。焼酎率が高いのが土地柄ですね。

 

前回乗車した時は新八代駅までの開通でしたが、いまは新大阪駅まで直通の列車が走るように。新幹線の直通効果は現物をみるとインパクトが大きいです。

 

川内駅にて下車。ちょうど下りの「つばめ」がやってきました。九州新幹線のイメージはこちらですね。

 

新幹線ホームからは抑止中の貨物列車が見えました。運転手さん大変ですね。

 

川内駅は南九州で数少ない貨物取扱駅。

 

JR九州の駅名標。線路は繋がっているものの、ここより先に行かないことを端的に表しています。

 

肥薩おれんじ鉄道の乗り場はJR在来線ホームの博多方にあります。

 

肥薩おれんじ鉄道駅にて購入した八代駅までのきっぷ。100Km超えの区間を2670円は安いと思います。

 

肥薩おれんじ鉄道の駅名標

 

主力HSOR100形。出水駅までは単行です。

 

肥薩おれんじ鉄道のロゴ。シンプルかつかわいらしいです。

 

 肥薩おれんじ鉄道は九州新幹線新八代駅ー鹿児島中央駅間開通に伴い、経営が移管された第三セクターです。距離は116.9km、熊本・鹿児島両県にまたがる路線です。100kmを超える第3セクター路線は、三陸鉄道・青い森鉄道・京都丹後鉄道などがありますが、比較的長い部類に入ります(私鉄全体でも2021年現在で14位だそうです)。

 

 この長大路線かつ人口がまばらな区間を走るため、なかなか厳しい経営状況が続いており、且つ地震や豪雨などによる被害も毎年のように発生しています。もとより経営が厳しくなることは営業開始から見通されており、高額となる電車導入費を抑えるため、オール電化区間にもかかわらずディーゼルカーが導入されています。ただし、貨物列車も運行されていることから、交流電化施設は引き続き維持されています。

 

 この日は学校がある日でしたが、なぜか高校生の姿がほとんどありません。悪天候で休校だったのでしょうか?

 

上記の通り路線はもともと特急が行きかう幹線であったことを納得させる、立派なものです。架線も健在。

 

川内駅出発して20分ぐらいで海が見えてきました。この辺りは東シナ海になります。

 

対向列車と交換。列車の頻度は1時間に1本程度と比較的多く走っています。

 

おしゃれな作りの阿久根駅。

 

折口駅にて再び列車交換。上下列車が交換できるだけでなく、恐らく貨物列車用の中線まであります。

 

肥薩おれんじ鉄道の本社および車庫がある出水駅に到着。

 

D51の動輪が展示されていました。

 

ここで乗務員交代。さらに後ろから1両増結するようです。おそらく高校生の帰宅需要に備えたものと思われますが、この日はほとんど乗客がなく、寂しい限り。

 

キビキビとフライ旗を振る掛員の誘導の元、増結作業が完了しました。

 

つづく。